俳優・坂上忍(49)が、21日に放送されたフジテレビ系情報番組『バイキング』(毎週月~金11:55~13:45)で、同日に辞職する舛添知事に苦言を呈した。

俳優の坂上忍

前日に最後の登庁を終え、本日付けで辞職する舛添知事。進行役を務める柳原可奈子から「昨日の様子ご覧になっていかがでしたか」と意見を求められ、坂上は「簡単にいうと寂しい終わり方というか。ただ、ふと思ったのは辞めると決まって今日は登庁しないんでしょ? そういうのも給料に含まれたりするんだよね? いい仕事ですね。できれば僕もそれが通じるといいんですけどね」と皮肉たっぷりにコメントした。

また、「何が足りなかったのかな……」と思案し、「例えになるかどうか分からないけど」と前置きした上で過去の苦い経験を振り返る。かつて視聴率がふるわなかったことで打ち切りになったドラマがあったことを明かし、「打ち上げの時に一番偉いプロデューサーが何を言ったかというと『視聴率取れなくて終わっちゃいました』みたいなことを露骨に言ったわけ。そしたらスタッフもキャストもドン引きするじゃない?」。

坂上は、「今日で終わりなんだから、そこらへんは『ありがとう』があってしかるべきで、視聴率が悪かったらあなた(プロデューサー)に『ごめんなさい』と言ってほしいよね。みんな思うじゃない? なんかそれをふと思い出した」とプロデューサーと舛添知事の姿が重なったようで、「(舛添知事は)『ごめんなさい』と『ありがとう』がない。『ありがとうございました』もない人なのかなって……なんかふと思っちゃったんだよね」と落胆していた。