落語家の桂歌丸(79)が22日、日本テレビ系演芸番組『笑点』(毎週日曜17:30~18:00)の「歌丸ラスト大喜利スペシャル」で最後の司会を務め、同番組を卒業した。

『笑点』を卒業した桂歌丸

歌丸は、1966年の番組開始当時からレギュラー出演を続け、2006年から司会を担当。この日の「歌丸ラスト大喜利スペシャル」では、名物の大喜利コーナーを生放送し、歌丸の卒業にまつわるお題で展開された。

最後のお題は「私、歌丸に贈る言葉をかけてください」。ラスト回答者となった三遊亭小遊三は「歌丸師匠、お疲れ様でございます。お礼に湖畔の宿を予約しておきました」と切り出し、歌丸の「小遊三さん、ありがとう」の言葉に対し、「師匠、これが最後です。抱いてください」と返した。この回答に歌丸は顔をしかめ、「山田君、気持ち悪いから全員の全部持っていきなさい」と全員の座布団を没収。大盛り上がりの中、終了となった。

最後の大喜利を終え、歌丸は「50年間本当にありがとうございました。熱く御礼を申し上げます」と深々と頭を下げ、今の心境を聞かれると「普通ですよ」と淡々とコメント。また、「本当は全員に10枚出そうと思っていたんです。だけど、ああいう答えを言ったから…」と、全員に座布団10枚渡す計画だったことを明かした。

「私の一つの大~きな思い出になると思います」と『笑点』への思いを語った歌丸。新司会者の発表も行い、春風亭昇太にバトンを渡した。