壁面収納にも使える「イーヴァル」

さまざまな高さの支柱や棚板があり、自由に組み合わせて収納できるIKEAの「収納システム」の1つ。組み立てやすく、パイン材でできているので軽い。収納アクセサリーを使って棚のように使うこともできるが、ショールームでは「壁面収納」や「ついたて」としても活用されていた(写真参照)。

「イーヴァル」活用例の1つ。サイドユニットと呼ばれるパーツを組み合わせて壁に立てかければ「壁面収納」に、布を巻きつけて床の上に立てれば「ついたて」にもなる(サイドユニットパーツ: 1,700円~)

カラーボックスとは一味違う「カラックス」

カラーボックスと似ているが、両面共に板でふさがっていないので、多様な使い方ができる。例えば子ども部屋を区切るときに便利。区切られたどちらの空間でも収納を利用することができるからだ。またA4サイズのノートなどが縦にしても横にしてもぴったり入る、使いやすい大きさとなっている。

そのまま使えば見せる収納、ボックスなどのアクセサリーをつければしまう収納と双方の収納が楽しめる。キャスターや扉など多くの収納アクセサリーがあり、「女性でも簡単に取り付けられる」とのこと。

「カラックス」の活用例(シェルフユニット: 4,999円~)

奥行きの深い押し入れでも大活躍! 「トロファスト」

「トロファスト」の活用例(展示商品のフレーム: 5,999円)

小さな子どもでも簡単に片づけができるよう、子どもの身長に合わせて低めに作られた収納商品。田中さんは「奥行きが深くても、奥に収納したものが簡単に取り出せる」とその使いやすさを説明した。

専用の収納ボックスを使えば、手前とその奥にあるボックスの入れ替えが簡単にできる。そのため、例えば奥に入れていた夏物を、手前に入れていた冬物のボックスと入れ替えればワンタッチで衣替えができるのだ。

子どもができ、家族が増えれば物も増える。親子一緒に楽しくお片づけができるよう、収納のプロのアドバイスを参考にしてみてはいかがだろうか。

※商品、価格は2016年5月取材時のもの
※すべて税込


アドバイスしてくれた人

田中実恵
日本収納検定協会で収育士として活躍。インテリアコーディネーター、整理収納コンサルタント、整理収納アドバイザー1級、福祉住環境コーディネーター2級の資格を持つ。