民放テレビキー5局単体 2015年度決算
トップに立った日テレは、年度視聴率が全日・ゴールデン・プライムで2年連続トップの"三冠"を達成。こうした好調を背景に、広告収入が増加した。
テレビ朝日は、年度視聴率が全日・ゴールデン・プライムで2位となり、早朝から午後にかけての視聴率も改善。売上高は前年度並みを維持した。
TBSテレビは、広告収入が前年度を下回ったものの、CS事業やオンデマンド配信、『SASUKE』などの番組の海外展開事業の好調で、売上高は増収となった。
テレビ東京も、広告収入が前年度を下回ったものの、DVD販売やアニメ事業の好調で、増収となった。
フジテレビは視聴率の低迷を受け、5局中唯一の減収。上半期では開局以来初の赤字となったが、通期で黒字を確保した。
なお、持ち株会社「フジ・メディア・ホールディングス」の連結売上高は6405億7200万円(前年度比0.4%減)で首位となっており、2位「日本テレビホールディングス」の4147億8000万円(同14.4%増)に大きく差をつけている。