俳優のキアヌ・リーブスが主演を務めるスリラー映画『ノック・ノック』(6月11日公開)のメインビジュアルと予告映像が28日、公開された。

映画『ノック・ノック』メインビジュアル

本作の主人公は、平和で理想的な家庭を築いた良き父親エヴァン(キアヌ)。彼は、家族が留守にしている家に突然訪ねてきた美女ジェネシス(ロレンツァ・イッツォ)とベル(アナ・デ・アルマス)の誘惑に負けたことで、絶望のふちへと追い込まれてしまう。メガホンを取るのは、『グリーン・インフェルノ』(15年)のイーライ・ロス監督。キアヌは、プロデューサーとしても名を連ねている。

公開されたビジュアルでは、扉の向こうで2人の美女が妖しげに微笑み、それとは対照的に、目を潤ませたエヴァンの苦悩の表情が大写しになっている。中央には、「訪れたのは快楽と地獄」のキャッチコピーが書かれており、そのコピーとエヴァンの頬の間にはキスマークが付いた、色っぽいデザインに仕上がっている。

予告は、エヴァンがバカンスへ出掛ける家族を見送るシーンから始まる。その夜、外からノックの音が響き、不審な面持ちでエヴァンが玄関の扉を開けると、そこにはずぶぬれになったジェネシスとベルの姿が。エヴァンは、風邪をひかないようにと親切心から2人を家に入れてしまい、悪夢が幕を開ける。

家族がバカンスに出ていると知った2人は、「慰めてあげる」などと異様に距離を詰めながら、エヴァンをあの手この手で誘惑。バスルームに彼女たちの服を持って行ったエヴァンは、驚きながら「おいやめてくれ、妻もいて幸せなんだ」と抵抗するも陥落されてしまう。

2人と一夜を過ごした翌朝、エヴァンが目を覚ますと美女たちは凶暴に豹変。家を荒らしまくり、家具を壊し、ついにはエヴァンにありったけの暴力を振るっていく。「僕は人助けをしただけだ!」「良き父、良き夫なんだ!」と必死に訴えるエヴァンを2人があざ笑う、官能的で暴力的な映像となっている。


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