俳優のキアヌ・リーブスが主演を務め、『グリーン・インフェルノ』(15年)のイーライ・ロス監督がメガホンをとるスリラー映画『Knock Knock』(原題)が、邦題『ノック・ノック』として6月11日に日本公開されることが10日、明らかになった。

映画『ノック・ノック』メインビジュアル

本作の主人公は、平和で理想的な家庭を築いた良き父親エヴァン(キアヌ)。彼は、家族が留守にしている家に突然訪ねてきた妖しい美女ジェネシスとベルの誘惑に負けたことで、絶望のふちへと追い込まれてしまう。一晩の快楽から一転して、理不尽なまでの破壊と暴力を振るう2人に翻弄(ほんろう)される"ヴィジット・スリラー"作品となっている。

キアヌは主人公・エヴァンを演じるほか、本作のプロデューサーとして名も連ねている。そして、エヴァンを誘惑し、絶望に追い込む美女の一人ジェネシスを演じるのは『グリーン・インフェルノ』で初主演を務め、注目を集めたイーライ監督の妻でもあるロレンツァ・イッツォ。ジェネシスとともにエヴァンをおとしめる金髪美女のベルを、新人アナ・デ・アルマスがエロチックな体当たりの演技で挑む。

イーライ監督は、「『グリーン・インフェルノ』を撮り終え、一時はこれ以上に掘り下げたいと思える題材がないと思ったんだ」と吐露。しかし、「『ホステル』や『グリーン・インフェルノ』が共通して最も安全だと思っていた場所"自宅"に圧倒的な危険が迫ったとき、果たして人間はどう行動するのかということに魅了され始めた」と、本作で新境地にたどり着いたことを明かした。

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