リブセンスは4月28日、短期離職者の離職理由ランキングの結果を発表した。同社サイト「転職会議」に寄せられたクチコミを元に集計。期間は2015年4月1日~30日。

トップは「人間関係に不満」

短期離職者の離職理由ランキングの結果、1位は「人間関係に不満」(998件)だった。次いで2位は「時間外労働が多い」(813件)、3位は「社風・体制に不満」(720件)。4位は「労働環境が悪い・ノルマがきつい」(434件)、5位は「給料が安い」(227件)となった。

2015年版 短期離職者の離職理由トップ5

上位5位のクチコミをみたところ、1位の「人間関係に不満」においては、「正当な評価をしない会社でやりがいがない。年功序列というよりも、現在の上司に常にゴマすりをする人間が認められ、そうでない人は全く評価をされない。そういった人には条件の悪い仕事を与えて低評価をしやすくする社風」(専門商社・施工管理/男性)、「人間関係が悪いです。古くから根づいた体質らしく新しく入った人に対してわざと大切なことを申し送らなかったり無視したりされました。私だけではなく新人はみんなそういう目に遭います」(医療・医薬/看護師・准看護師・看護助手/女性)などの声があがっていた。

2位の「時間外労働が多い」には、「休日出勤と休みの少なさが1番の退職理由です」(専門店/個人営業/男性)や「とにかく慢性的な人手不足。年間の休日も少ない(祝日やお盆正月も関係ない)」(アパレル・日用品/その他の福祉関連職/女性)といった声。

3位の「社風・体制に不満」には、「個人の能力に頼りすぎで、少し対応すると、それ以上の仕事を押し付ける。小さな仕事を細々と頼んでくるので、自分の仕事が全く進まない。コンプライアンスがめちゃくちゃ」(人材/一般事務/女性)、「毎日上層部のカメラの監視、電話で呼び出しでの罵倒。目を付けられると、毎日カメラを動かし監視されます」(コンサルティング/専門サービス系/倉庫関連/男性)などの意見があった。

さらに、4位の「労働環境が悪い・ノルマがきつい」には、「新卒で入社してまだ3カ月ですが、募集要項や、説明会で話されていた雇用形態とは異なった勤務時間に驚きました。実質勤務8時間の説明のはずが、開店準備、閉店後の事務的処理も合わせると12時間以上お店に拘束されることになります」(サービス・外食・レジャー系/内勤営業/女性)、「契約内容と現実が違いすぎる。調理師として病院に配属されたが、当時の人員補強の関係により、盛り付け配膳しかさせてもらえなかった」(サービス・外食・レジャー系/調理・料理長/男性)などの声があがった。

5位の「給料が安い」には、「残業代で月々の給与を上げることはできるのですが、裏で設定されている年収を超えると、ボーナスの査定が下がるため、年収は変わらないようです。また、査定で評価が上がったとしても、残業をしない限りは新卒と変わらないような金額です」(デザイン・出版・印刷/その他の出版・印刷関連職/男性)、「とにかく給料があがらない。役職が付かないと、新卒と2~3年勤めている平社員と給料が変わらない」(小売り・流通・商社系/その他の事務関連職/女性)などのコメントが寄せられていた。