能勢電鉄は1500系の営業運転を5月28日で終了すると発表した。引退を記念し、1500系4両編成による貸切列車「さよなら1500系イベント列車」を5月29日に運行する。
能勢電鉄1500系は1983(昭和58)年、同社初の大型冷房車としてデビュー。主力車両として活躍したが、昨年3月16日から営業運転を開始した5100系(元阪急電鉄5100系)の導入が進んだことから引退の運びとなった。なお、山下~妙見口・日生中央間で活躍する折返し運転専用車両1500系2編成は6月下旬まで運転する。
「さよなら1500系イベント列車」は、5月29日10時31分に川西能勢口駅を発車。日生中央駅・平野駅・山下駅を経由し、約2時間で川西能勢口駅に帰着する。途中、日生中央駅留置線で1551編成車と5100系車両を並べての撮影会を行うほか、平野車庫では洗車体験を実施するとのこと。参加費は大人・こども同額で1人5,000円。申込みは5月10日12時まで、「さよなら1500系記念イベント専用ページ」にて受け付ける。定員は120名で、応募多数の場合は抽選となる。
川西能勢口駅では当日、「さよなら1500系記念イベント」も開催。4・5号線ホームを使い、イベント列車の車内見学や1500系車両写真展(12時40分から15時まで)、1500系の展望・走行シーンを収録したDVD放映の放映(12~15時)、記念グッズの販売(12時~)、さよなら1500系出発式(14時55分頃)を行う予定だ。