女優の檀れいが15日、東京・銀座の「ヴァン クリーフ&アーペル銀座本店」のオープン記念セレモニーに出席した。

「ヴァン クリーフ&アーペル銀座本店」のオープン記念セレモニーに出席した檀れい

この日、総額1億円超のジュエリーを身に付けて登場した檀は、感想を聞かれると「今、初めてお値段を聞きました。より背筋が伸びる思いです」と緊張し、「女性は美しいものを身に付けたり、見たりすると気分も上がりますので、今日は私にとって素敵な時間でしたし、女性が好きなジュエリーを付けて華やいだ気持ちになってほしいなと思います」と笑顔を見せた。

また、日本初公開となる33億円のジュエリーを見た感想を聞かれると「33億円のイヤリングですよね。ビックリしました。両耳に33億円ってどう受け止めていいのか分からないですね」と目を丸くし、「いつかどなたかが身に付けるのかなと思うと、素敵なジュエリーだと思います」とウットリ。檀なら33億円のジュエリーが似合うのではと声が飛ぶと「勘弁してください。33億円はムリです(笑)」と笑い、「お仕事で高価なジュエリーを付けさせていただくことはありますが、33億円って聞いただけで腰が抜けそうです」と恐縮した様子だった。

イベントにちなみ、ジュエリーを送ったりした経験があるか聞かれた檀は「去年、及川(光博)のお父様とお母様が結婚されて50年だったので、兄弟でお金を出し合って、お母様にはパールのネックレス、お父様にはネクタイピンを私が見立てて送りました」と告白し、「みんなで1つのものをプレゼントして、その1つにみんなの思いがこもっているので、お母様は箱を開けた瞬間かたすぐに付けて『毎日付けよう』と喜んでくれました」と明かした。

1906年の創業以来、フランスを代表するハイジュエラーとして世界中にその地位を確立してきたヴァン クリーフ&アーペル。3月31日にグランドオープンした銀座本店は、ヴァン クリーフ&アーペルが誇る詩情、洗練性、独創性、芸術的な感性に基づく特別なスタイルを表現しながら、メゾンを象徴するショーケースとしての役割を果たす。 同店のオープニングを飾った檀は「オープン記念のセレモニーに出席させていただけて本当に幸せに思っています。歴史の1ページに立ち会えたことに感謝しています。そしてここから愛と幸福のハイジュエリーメゾンということで、日本中の女性をより美しく、そして幸せに輝かせてほしいと思います」とメッセージを送った。

なお、14日夜に熊本県内を中心に強い地震が発生した件について思いを聞かれた檀は「私も宝塚の下級生のときに、阪神淡路大震災を経験していて、一気に生活が変わって不安もある日々だったので、そういう思いをまた九州のほうでされているんだと思うと、とても胸が苦しくなります」と神妙な面持ちで語り、「笑顔の花が1つでも咲くことができるように、みんなが考えていかなきゃいけないと思いますね。何でもない生活が一番幸せだと思うので、早く日常に戻れるように私たち1人1人が努力していかなきゃいけないと思いました」と思いを語っていた。