経営コンサルタントのショーン・マクアードル川上(ショーンK)氏が15日、週刊文春が報じた「ショーンKの嘘」の記事を受け、テレビ朝日『報道ステーション』や、4月スタートのフジテレビ『ユアタイム~あなたの時間~』などの出演を自粛する意向を、自身のホームページで発表した。
文春の記事は、ホームページ上の英文のプロフィールに記載されていた内容に間違いがあったことを指摘したもの。ショーンK氏側は、テンプル大学の学位について「海外を遊学後、大学には戻りませんでした」、ハーバード・ビジネス・スクールのMBAについて「一般社会人にも公開されているセミナーを聴講した程度」などと誤りを認めた。
この原因については「コンサルタント業務では、ホームページから顧客が集まるということがほとんどないので、急ごしらえのβ版のまま、長い期間、誤りが存在するまま放置されてしまいました」と記述。しかし、「この放置の責任は、私にあり、このような記事が掲載される端緒を作ってしまいました。皆様にご心配をおかけして大変申し訳ありません」と謝罪した。
この責任をとるため、コメンテーターを務めるテレ朝『報道ステーション』、4月からMCを担当する予定のフジ平日夜の報道番組『ユアタイム~あなたの時間~』、同局『とくダネ!』、BSスカパー!『Newsザップ』、FMラジオ・J-WAVEの『Make IT 21』、4月スタート予定のテレ朝系インターネットテレビ・AbemaTVの番組について、出演を自粛する意向を明らかにした。
一方でショーンK氏は、文春の記事で「コンサルタント業務を行っていないかのような記載は誤りです」と指摘。「アメリカで納税申告をしていないことについても、日本でコンサルタント業務を行っていることから日本で納税しているからに過ぎません」「クライアントについても、コンサルタント業務は、直接契約ではなく、下請的に分野を限定して行うことがあるので、直接契約のご認識がないだけです」と反論している。