女優の安藤サクラが4日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われた第39回日本アカデミー賞の授賞式に出席し、『百円の恋』で最優秀主演女優賞を受賞した。
登壇した安藤は「えっ……驚いてます」と目を丸くし、その衝撃を「じわじわ心臓が出てきちゃいそうな感じ」と表現。同作の支持が口コミで広がったことに触れ、「本当に観てくださった方のおかげですし、こうやってエネルギーがつながっていってこんなところに来られる。そんな映画に出会えてとにかくうれしい」と喜びを伝えた。
自堕落な生活を送っていた32歳の主人公・一子(安藤)がボクシングに身を投じ、その魂と肉体が変化していく様を描く同作。700人以上の中から抜てきされた安藤は、中学時代にボクシングジムに通った経験はあったものの、約3カ月のトレーニングを経て、撮影に臨んだ。
最優秀主演女優賞は、優秀主演女優賞を受賞した5人(『海街diary』の綾瀬はるか、『映画 ビリギャル』の有村架純、『百円の恋』の安藤サクラ、『あん』の樹木希林、『母と暮せば』の吉永小百合)の中から選ばれた。