インテージとアジャイルメディア・ネットワーク(以下、AMN)は26日、訪日外国人向けマーケティングサービスにおいて協業を開始したと発表した。

「アンバサダープログラム」を販売

2016年4月より、AMNが提供する企業(商品・ブランド)と生活者のコミュニケーションをネットとリアルの両面で支援するサービス「アンバサダープログラム」を、インテージが販売を開始する。また3月から、AMNが提供する訪日外国人向けマーケティング支援サービス「アンバサダープログラムforインバウンド」のオプション機能「インバウンドコンテンツ評価」(料金50万円~)を、インテージが提供する予定だ。

「アンバサダープログラムforインバウンド」は、日本在住の商品・ブランドのファンである「アンバサダー」によって発信される商品の情報(商品レビュー)を、訪日観光客に伝えるサービス。アンバサダーがブログなどで発信した商品レビューを翻訳し、訪日前・中・後の観光客に対して価値や魅力を伝えることができる。

実証実験における「インバウンドコンテンツ評価」モデル図

インテージは、同サービスにおいて、訪日観光客に露出する商品レビューの候補を事前に訪日予定者に評価してもらう「インバウンドコンテンツ評価」機能を提供する。

同機能の提供に向け、2016年2月に訪日予定者が評価するコンテンツ評価の実証実験を実施する。実験は、中国からの訪日客に訴求する商品レビュー候補を、中国のインスタントメッセンジャーアプリ「WeChat」上に設置したインテージグループのインテージ・チャイナのアカウントを活用して行う。インテージは「中国からの訪日観光客に対するコンテンツなどを紹介する時に、どのようなものがいいのかということを評価するために、試験的に実験を行う」としている。