舞台『夢の劇―ドリーム・プレイ―』の製作発表会見が19日、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場で行われ、キャストの早見あかり、田中圭、江口のりこ、玉置玲央、那須佐代子、森山開次、山崎一、演出の白井晃、脚本の長塚圭史が出席した。
4月12日から同劇場で上演する本作は、スウェーデンの劇作家・ストリンドベリの原作を舞台化したもの。バラモン教の神インドラの娘アグネスは、父に地上へ送り出される。様々な人間たちと出会い成長していくアグネスだったが、天空に戻る時が訪れる――という"夢"の世界を描く。
舞台初出演にして主演を務める早見は、「右も左も分からず、緊張や不安よりも“怖い”という言葉が今の気持ち。これまでずっと避けてきた舞台にチャレンジするので、たくさん迷惑を掛けると思うけど頑張ります」とあいさつするなり感極まって号泣。「泣いちゃってごめんなさい!」と顔を真っ赤にしながら、「稽古をして初日、千秋楽を迎えた後、自分の中で何か変化が起きると思う。スタッフ、キャストと一緒にすごく素敵なものを作れたら」と改めて意気込んだ。
そのピュアな様子に、ももいろクローバー時代から早見を知る長塚は、「ステージの上で躍動する姿を見ていたので、駆け抜ける役にピッタリ。泣いてる姿を見て思ったけど、荒唐無稽な人間の世界を白馬のように駆けてくれたら」と期待十分。一方の白井も、「早見さんの緊張ぶりを見て、その感情で芝居に向かってくれると思いうれしくなりました」と笑みを見せると、早見は、「今日、みなさんにお会いして楽しくやれる気がしてきました。ワクワクしてます」と頬を緩めていた。