千葉都市モノレールはこのほど、逆さまラッピングモノレール「ノモちゃん号」の運行を開始した。同社の1000形(第10編成)にラッピングを施し、「アーバンフライヤー」0形を逆さまにしたかのような外観デザインとなった。

逆さまラッピングモノレール「ノモちゃん号」

「アーバンフライヤー」0形

同社は国内で2社のみ、世界的に見ても珍しい「サフェージュ式懸垂型モノレール」を採用しており、その特殊な構造から、「電車が逆さまに走っているみたい」「近未来的な光景がかっこいい」など海外でも話題になっているという。逆さまラッピングモノレールを登場させ、国内外へ効果的にPRすることで、「外国人も含めたお客様の集客、さらには市内観光の充実につなげたい」と同社は発表している。

この逆さまラッピングモノレールの名称に採用された「ノモちゃん号」は、千葉モノレールのマスコットキャラクター「モノちゃん」の名前を逆さまにしたものだという。車体前面の「モノちゃん」のヘッドマーク、車体側面の窓に登場するキャラクターたちも逆さまにデザインされた。見る人によっては1000形と気づかないほど、「アーバンフライヤー」0形のカラーリングを忠実に、かつ逆さまに再現したことも特徴。車体上部に車輪も描かれ、まさに「電車が逆さまに走っている」ような外観デザインに仕上がった。

「ノモちゃん号」のヘッドマークも逆さまに

「ノモちゃん号」の使用車両は1000形。従来のデザインとは異なり、「アーバンフライヤー」0形を思わせるデザインに

「ノモちゃん号」は1月15日から運行開始し、同日に千葉駅で出発式も行われたという。現在、1月31日までの運行スケジュールで千葉モノレールのサイトで公開されており、1月中は毎日運転だが、運行区間や運行される時間帯は日によって異なる。ダイヤが乱れたときなど、予定を変更して運行される場合もあるという。