お笑いタレントの劇団ひとりが20日、東京・台場のフジテレビで行われた、同局系バラエティ特番『一流が嫉妬したスゴい人』(29日11:55~12:55)の収録後に取材に応じ、「うちの嫁さん(大沢あかね)は、かなり嫉妬深いんです」と告白した。

(左から) 劇団ひとり、松岡茉優、伊集院光

同番組は、各界の一流著名人が、嫉妬した人物を紹介するトークバラエティ。今回はVTRで、お笑いタレント・ビートたけし、『ワンピース』の人気漫画家・尾田栄一郎、CMプランナー・福里真一、モノマネタレント・清水ミチコ、お笑いタレント・とにかく明るい安村、占い師のゲッターズ飯田と錚々(そうそう)たる面々が嫉妬した人を明かし、その感想をスタジオで劇団、松岡茉優、伊集院光が交わし合う。

番組冒頭、「(自分の)主成分は嫉妬と憎しみ」とおどける劇団だが、たけしに憧れて芸能界入りしたと説明。そのたけしはVTRで「いろいろやってきたけど、嫉妬したっていうと、タイプは違うけど2人いる」と告白するが、その意外な人物に、スタジオは騒然となる。

収録後、取材に応じた劇団は、これまでにどんな嫉妬を受けたかを聞かれると「実はうちの嫁さんはかなり嫉妬深いんです」と苦笑い。「食卓に奥さんが愛読するファッション誌があり、かわいい子がいたのでじっと見ていたんです。すると遠くから『そういう子が好きなんだ…』という声が聞こえてきて(笑)」と、冗談交じりにその顛末(てんまつ)を明かした。

また自身については、品川庄司の品川祐が原作・監督を務めた映画『漫才ギャング』に「嫉妬した」と紹介。「劇中の漫才で人を笑わせるのは難しい。ですが『漫才ギャング』は観客がウケていた。品川は人間的に好きではないが(笑)、こればかりは僕の映画の参考にしました」と、自身が原作・監督を務めた映画『青天の霹靂』の裏話を赤裸々に披露した。

さらに、劇団は嫉妬について自説を展開し、「嫉妬は己を知ることにもつながる」と断言。「嫉妬するのは、そこに自分の大切な価値が置かれているから。つまり嫉妬を明かすのは、自分の弱点をさらけ出すのと同意義。それなのに、この番組に出演される方々は本音を明かした。これこそ彼らが一流という証しでしょう」と番組の感想を語り、「お昼の番組ですが、仕事を終えて疲れている人たちにも見てもらいたい深い内容の番組。ぜひお楽しみに」とメッセージを送った。