86%の女性が職種転換に興味あり - バックオフィス系が圧倒的人気

エン・ジャパンは、同社が運営する情報サイト「エンウィメンズワーク」利用者を対象に「キャリアチェンジ」に関する調査を実施した。調査は10月29日～11月25日にかけて実施し、743名から有効回答を得た。

キャリアチェンジ希望の理由は「収入アップが見込める」

「"キャリアチェンジ(職種転換)"に興味はありますか?」と尋ねたところ、55%が「ある」、16%が「キャリアチェンジに向けて転職活動中」、15%が「過去にキャリアチェンジした経験がある」と回答した。

次に、「キャリアチェンジに興味がある」「キャリアチェンジに向けて転職活動中」と回答した人に、キャリアチェンジしたい職種を聞いた。最も多くを占めたのはバックオフィス系職種で、67%となっている。バックオフィスの中でも、圧倒的に人気だったのは「一般事務・営業事務」(29%)だった。

そのほか「営業」「販売」は5%、「クリエイティブ」「IT・エンジニア」などの専門職は9%だった。

一般事務・営業事務へのキャリアチェンジを希望している人に、キャリアチェンジを希望している理由を尋ねたところ、1位は「収入アップが見込める」(50%)、2位は「体力的に楽」(45%)、3位は「土日祝休み」(42%)だった。

同社によると、バックオフィス業務へのキャリアチェンジを希望する求職者は多く、2015年10月の有効求人倍率(正社員事務職)は0.24倍だった。一般事務職へのキャリアチェンジをしたことがある人に、キャリアチェンジ成功の秘訣を尋ねたところ、最も多い回答は「他の業種での社会人経験を活かせた」(50%)だった。

具体的には、「事務未経験でPC初心者だったが、コミュニケーション能力を必要とする職場だったので、飲食店での業務経験が有利に働いた」(20代女性)、「挨拶・表情等、誰にでもできることをやっているかが大切」(20代女性)などの声が挙がった。

2位は「やる気・意欲」(46%)、3位は「笑顔・挨拶・丁寧な言葉遣いなどを心がける」(39%)となっている。