国際交流基金のアンケート調査※1によると、日本語学習者数及び日本語教師数が過去最多を記録しており、「日本語を教える人」の需要は高まりつつあります。企業の中に目を移しても、外国人社員や技能実習生など、日本語を母語としない人と働く機会が増える昨今、企業の中でも日本語を教えたり、伝わるように説明したりする力が求められています。
では、企業で日本語教育に関わる人たちは、どのようなきっかけで学び始め、どのようにスキルを活かしているのでしょうか。ここでいう「企業で日本語教育に関わる人」には、外国人社員向けの研修を行う人だけでなく、業務指導や生活支援、社内ルールの説明などを通じて、日本語を母語としない人の理解を支えている人も含まれます。
一般モニターに加え、大手前大学 通信教育部の日本語教員養成課程を修了した卒業生や同課程の必修授業「教育実習」の単位を修得した在学生にも協力を依頼。企業で日本語教育に関わる33人から、実際の経験にもとづく貴重な声が寄せられました。本記事では、そのアンケート結果をもとに、企業で活きる日本語教育のリアルに迫ります。
【アンケート調査概要】
日本語教育に関するアンケート(PR)
調査手法:インターネット調査
調査時期:2026年5月
調査対象:企業で日本語教育に関わる人
調査数:33人
※本調査には、一般モニターのほか、大手前大学 通信教育部の日本語教員養成課程を修了した卒業生や同課程の必修授業「教育実習」の単位を修得した在学生の回答も含まれています。
※1 国際交流基金のプレスリリース【2024 年度「海外日本語教育機関調査」結果 コロナ禍明け初の調査 「機関数」、「教師数」、「学習者数」、「日本語教育実施国・地域数」ともに過去最多!】より
企業で日本語を教える人は、どんなきっかけで学び始めた?
まず聞いたのは、日本語教育に関心を持ったきっかけ。「副業・兼業として日本語を教えることに関心があった」「もともと語学・教育に関心があった」がともに同率首位となり、誰かに「言葉を教えること」への興味の高さがうかがえました。
次いで「外国人社員の定着支援や生活支援に関心があった」「外国人社員・技能実習生・特定技能人材とのやりとりで必要性を感じた」「人事・送付として外国人社員の受け入れに関わった」「業務指導や研修で、うまく伝えられない経験があった」と続きます。このことから、外国人社員と関わる場面が日本の企業内でも身近になっていることや、多くの方が現場での課題を感じていたことがうかがえます。
日本語教育の必要性を感じた職場でのエピソード
・「なるべく早く」など、普段使う曖昧な表現が伝わりにくいと感じた
「なる早」や「良い感じ」といった曖昧で抽象的な表現は、日本語を母語とする人同士でも齟齬を生みやすいもの。外国人に伝わりにくいのは当然といえます。
・同僚の半分が外国人のため、日本で生活するうえで助けたいから
「困っている仲間は、誰であっても放っておけない」。外国人の同僚を持つ人が珍しくない今、サポートしたいという気持ちが日本語教育のモチベーションにつながっているようです。
「伝わらない」を減らす。企業で活きる日本語教育スキルの姿
続いて、それぞれが磨いた日本語教育スキルが企業において、どのように役立っているのかを見てみましょう。
1位は「面談・日常コミュニケーション」。どんな仕事をするにも普段のコミュニケーションは欠かせないため、日本語教育スキルは企業内でも重要性を増していることがうかがえます。
2位は「外国人社員の定着支援」。どの業界も人材難に苦しみ、社員の定着に企業は躍起になっています。外国人社員定着に対する日本語教育スキルの貢献度合いは、決して小さくないでしょう。
3位は「安全教育・社内ルールの説明」と「生活支援・相談対応」が並びました。公私ともに外国人社員をサポートしている実態が浮き彫りになった格好です。
日本語教育の知識・スキルが、外国人社員への説明・支援・研修などで役立った具体的なエピソード
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日本人が何気なく使っている言葉の違いを説明するのに、日本人は普段いかに何気なく使っているんだなと思い、外国人への日本語の難しさへの理解が深まった。(海外の職業訓練校勤務/女性) |
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伝わりにくいことは絵でも示す。(製造業勤務/女性) |
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重要なことはメールやチャットで履歴を残し、必要に応じて双方が母国語に翻訳ツールを使う(教育機関勤務/男性) |
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間違えやすい日本語がわかるため、多少間違っても相手が言っていることが理解できる。(サービス業勤務/女性) |
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会話中の日本語の間違えは、指摘はせずに、相槌として正しい文を話しながら、気づいてもらうようにしている。社内ではコミュニケーションとしての会話の流れを重視している。(製造業勤務/女性) |
これらのエピソードから、当たり前に使っている日本語が、言語として難しいことに一様に気づいたようです。しかし、経験を積んでいく中で相手に配慮できるようになり、さまざまな工夫をしているようです。
日本語教育の学びは、さらなるキャリアアップにもつながる?
また、企業内で日本語を教える人たちは、今後のキャリアをどのように考えているのでしょうか。
「日本語教育に関わるようになって、仕事上の役割や周囲から期待されることに変化はありましたか?」との質問に対して、「外国人社員の受け入れ・定着支援に関わるようになった」「社内で外国人社員に関する相談を受けるようになった」との回答が目立ちました。さらに「マニュアルや研修資料の作成を任されるようになった」「社内研修や教育制度の企画に関わるようになった」と答えた人たちも一定数いて、企業内で存在感を高め、希少人材として重宝されている様子でした。
なお、今後のキャリアについては、「副業・兼業として日本語を教えたい」がトップで、本業以外にも日本語教育へ携わりたいというやりがいと向上心を感じる結果に。「現職で外国人社員の教育・支援に活かしたい」「企業内研修・人材育成に関わりたい」と続き、より企業で活躍の場を広げたい意向も感じ取れました。
働きながら学ぶには?日本語教育に携わる人が重視した学習環境
日本語教育に携わりたいと思っても、働きながら学ぶのはなかなか大変なものです。「働きながら日本語教育を学ぶうえで、必要だと思う学習環境を教えてください」と聞いてみると、「オンラインで学べること」と「学費の負担が大きすぎないこと」が並んで首位となり、次いで自分のペースで履修できること」がランクインしました。
仕事が忙しい社会人にとって、場所や時間を選ばずにオンラインで自分のペースで学べる環境は必須といえるかもしれません。また、学費の負担が大きすぎると、そもそも挑戦を躊躇ったり、学びを継続するのが難しくなったりしそうです。
さらに「教育実習の予定が立てやすいこと」と同率で「大卒資格も目指せること」も上位に挙がりました。大卒資格も視野に入れられることで、将来の進路や働き方の選択肢を広げたいと考える人もいるようです。
働きながら日本語教育を学ぶうえで、続けやすさにつながったこと/必要だと思う支援
・オンラインかつオンデマンドで、自分の好きなタイミングで受講できたこと
やはり、オンラインで受講できることは、忙しい社会人にとって不可欠。無理せず、自分のペースで学べるかどうかは、続けやすさにも大きく影響するはずです。
・教育実習。多彩なバックグラウンドの人と会い、それぞれの目標や学習方法を聞く機会があり、モチベーションや具体的な学習目標ができた。また、仲間意識が芽生え、心強かった
いくらオンラインで自分のペースで勉強できるといっても、ときには心細くなったり、くじけそうになったりすることもあるでしょう。教育実習の場が設けられると、同じ目標に向かう人たちとも出会え、刺激をもらえそうです。
なお、企業内で日本語教育に関わる場合、登録日本語教員の資格が必須となるわけではありません。しかし、相手の日本語レベルに合わせて伝える力や、研修を組み立てる力、学習者の理解度を確認する力などを体系的に学べる点で、資格取得を目指す学びには大きな意味があります。 では、働きながら日本語教育の知識・スキルを身につけ、国家資格「登録日本語教員」を目指すには、どのような学習環境があるのでしょうか。
働きながらオンラインで「登録日本語教員」を目指せる大学とは
今回アンケートを取得した、「企業内で日本語を教える人」をはじめ、日本語を教えるための国家資格「登録日本語教員」を、教育実習を除いてオンラインで目指せるのが大手前大学 通信教育部。改めてどんなところが優れているのでしょうか。3つのポイントにまとめてみました。
Point1:働きながらでもオンラインで単位修得できる「オンライン大学」
アンケートでも「オンラインで学べること」や「自分のペースで履修できること」が上位に挙がったように、働きながら学ぶ人にとって、学習環境の柔軟さは重要です。大手前大学の通信教育部では、教育実習を除くすべての授業がオンラインで完結します。授業は動画視聴が中心。パソコンやスマホがあれば、自宅やカフェなど好きな場所で学べるので、仕事や家事と両立しながら学修を進めることができます。紙の教科書を使用する科目はほとんどなく、PDFファイルなどのデータ教材をダウンロードして動画を視聴します。単位修得試験は、レポート型、Web試験型のいずれかで、いずれもパソコン上で受けられるので、授業も試験もオンラインで完結できます。教育実習も兵庫県西宮市の「西宮夙川キャンパス」または東京都内(23区内)で実施されるため、関西・関東どちらの地域の方にも通いやすい環境です。
また、大手前大学は年4回の「クール制」を採用しており、1年を4期に分けて科目を履修します。仕事が忙しい時期は受講を控えめに、余裕のある時期に多めに受講するなど、自分のペースで計画を立てることが可能。さらに、海外からのオンライン受講にも対応しており、時差のある環境でも安心して学べます。働きながらでも、柔軟に学べる仕組みが整っています。
オンラインで授業や試験、課題提出ができる
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Point2:卒業とともに大卒資格も取得でき、就職の可能性が広がる!
大手前大学の通信教育部では、「登録日本語教員」を目指しながら、大学卒業資格(学士号)も同時に取得可能です。通信制であっても、通学制大学と同じ「学士(学術)」が授与されるため、就職や転職においても幅広い選択肢が広がります。
また、通信教育部は大手前大学現代社会学部現代社会学科に設置した通信教育課程。卒業要件に必修科目が設定されていないため、日本語教育の専門科目に加えて、自分の関心に合わせて心理学やビジネス、マネジメント、情報・ITなど多彩な分野を組み合わせて学ぶことができます。特に「日本語教育×心理学」は人気の高い学びの組み合わせです。 すべての科目をオンラインで履修できるため、教育実習以外は通学不要。学士取得と国家資格取得を同時に目指せるのは、大手前大学ならではの大きな魅力です。2027年4月には観光と歴史・文化メジャーが新設。戦国時代論や、“聖地巡礼” 、観光史、日本美術史など専門的な内容を体系的に学ぶことができます。日本語教育と組み合わせることで、多様化する社会のニーズに応える人材として活躍の幅がさらに広がります。
Point3:通信制大学初!登録日本語教員養成課程と実践研修課程を開設!
大手前大学は、文部科学大臣から「登録日本語教員養成機関」および「登録実践研修機関」として、2025年5月に通信制大学で初めて登録を受けた大学です。これにより、通信教育課程を通じて、2024年に創設された国家資格「登録日本語教員」の取得を目指すことができます。
授業では、言語教育の理論だけでなく、実際の指導場面を想定した実践的な内容までを網羅。日本語学校をはじめ、企業内研修、オンライン教育、地域の国際交流活動など、幅広いフィールドで活かせるスキルが身につきます。
働きながら学べる体制と、国に認められた質の高いカリキュラムにより、キャリアチェンジや資格取得を目指す方にとって心強い選択肢となるはずです。
2025年からは、国家試験の「日本語教員試験(応用試験)」を前に対策講座を実施。日本語教員試験に向けた実践的な対策として、読解・聴解問題の解説および演習を中心に構成しており、試験本番の約2か月前に実施するため、試験の出題傾向や求められる力を具体的に把握できます。
通信教育部の在学生・卒業生の声
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教育実習以外はオンラインで完結したこと(試験もオンラインで受験できること)が大きかった。 |
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海外にいるため、オンライン必須であった。自分の好きな時間に履修できた。 |
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自分のペースで勉強を続けられたこと。1回の受講時間が短くて続けられやすかった。 |
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仕事と学習の両立において、自分が最も支えられたのは、日本語教師を目指す仲間との「横のつながり」。スクーリングや学友会のイベントを通じ、同じ志を持つ多くの仲間と出会えたことは非常に大きな財産となった。 |
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スクーリングに参加したことで、共通の目標を持った人たちに出会えた。それがモチベーション維持につながった。 |
これから注目の国家資格「登録日本語教員」は働きながらでも目指せる!
大手前大学の通信教育部なら、仕事や家庭と両立しながら、日本語教育のプロフェッショナルを目指すことができます。オンラインで学べる柔軟なカリキュラムと、確かな実践力を養うプログラムがそろっているため、自分のペースで国家資格「登録日本語教員」の取得を目指せます。
社会のグローバル化が進む今、日本語を教える力は「言葉の壁を越えて人をつなぐ力」でもあります。学びを通して自分の可能性を広げたい方にとって、日本語教員というキャリアは、これからの時代を生きる大きな選択肢になるはずです。
あなたの“学びたい”という気持ちを、次の一歩につなげてみませんか。 新しい挑戦は、今からでも遅くありません。
illustrator:にぎりこぷし
[PR]提供:大手前大学















