女優の忽那汐里が18日、東京・渋谷区のNHK放送センターで行われた、BSプレミアムの連続ドラマ『鴨川食堂』の取材会に出席した。

NHKBSの連続ドラマ『鴨川食堂』で主演を務める忽那汐里

来年1月10日(毎週日曜 22:00~)にスタートする本作は、柏井壽の小説を実写化したヒューマンドラマ。京都にある"鴨川食堂"を舞台に、看板娘の鴨川こいし(忽那)が父で料理人の流(萩原健一)と共に、悩みを抱える人々の"思い出の食"を捜し出す――という1話完結のストーリーとなっている。

白ワンピースで登場した主演の忽那は、「京都の伝統や風習の知識がなかったので、新しいことを学ばせてもらってます」とにっこり。父親役・萩原との共演も刺激になっているようで、「これほど色んな感覚に鋭く、素直な方にお会いしたことがない。近い関係性を築くことができて、現場の居心地がいい。安心した中でお芝居をしています」と話した。

オーストラリア育ちの忽那は、本作のテーマである"思い出の食"について、「シェパードパイは、ちょっとした時に母が作ってくれた料理。すごく思い出に残ってます」と懐かしそうな表情。現在、1人暮らしを始めて約1年だそうで、「家で自炊をすることが多い。だいぶん料理をすることに慣れてきました。料理が好きなので、仕事で疲れていても苦じゃないです」と料理好きな一面も明かしていた。

また、食堂の常連客を演じた女優の岩下志麻も取材会に出席予定だったが、前日に持病の胆石で緊急入院。事務所関係者によると、数日で退院できるとのことで、岩下からは本作について、「人間の大切なものを思い出し、心が温かくなりました」とコメントが寄せられた。