JR東日本はこのほど、東日本の駅弁最高峰を投票で選ぶ「駅弁味の陣2015」の結果を発表した。最高賞にあたる「駅弁大将軍」には、秋田県の「鶏めし」が選出された。

「駅弁大将軍」に選ばれた秋田県の「鶏めし」(JR東日本提供)

「駅弁味の陣2015」には、知名度抜群の定番駅弁や地域の食材や味にこだわった新作駅弁など、59種類の駅弁がエントリー。10月1日から11月30日までの2カ月間、食べた駅弁の評価と食べてみたい駅弁の名称を一般投票としてはがきとウェブで受け付けた。

投票数と総合評価が最も高い駅弁に贈られる「駅弁大将軍」に輝いた「鶏めし」は、秋田県大館市で60年以上にわたって愛される弁当。甘辛く味付けしたあきたこまちと鶏肉のバランスが絶妙で、「鶏めし弁当を食べることだけを目的に大館に行く価値ありです」などの声が寄せられたという。2位に相当する「駅弁副将軍」には群馬県の「だるま弁当」、3位の「駅弁大名」には青森県の「海鮮小わっぱ」が選ばれた。

その他、味の評価が最も高かった「特製バーベキュー弁当」(千葉県)が味覚賞、見た目の評価が最も高かった「駅弁誕生130周年記念・秋の味覚弁当」(東京都)が彩賞をそれぞれ獲得。その他の受賞駅弁は、東京都「印籠弁当」(掛け紙賞)、長野県「山賊焼」(郷土賞)、群馬県「ローストビーフちらし弁当ブラックペッパー味」(思い出賞)、埼玉県「黒豚みそだれ弁当」(そそられ賞)、山形県「牛肉どまん中カレー味」(初陣賞)となっている。