「え、ここまでやるの……」と思わずドン引きしてしまうようなドケチな人、あなたの周りにはいないだろうか? 今回は、「周りにいるケチな人」について、マイナビニュース会員の男女300名に聞いた。

Q. あなたの周りに「この人ケチだなあ…」と思う人はいますか?

Q. あなたの周りに「この人ケチだなあ…」と思う人はいますか?
いる  22.0%
いない 78.0%



Q. 具体的にどのような部分でそう思ったのか、エピソードを教えてください。

■割り勘・おごり
・「上司なんですが、経費以外では1円たりとも部下におごらない。コンビニ100円コーヒーでさえ、自分のものしか買わない」(男性/東京都/36歳/機械・精密機器/営業職)
・「飲み会で割り勘を渋る」(男性/東京都/33歳/電機/技術職)
・「恩着せがましく社員へお菓子を買ってくるのに、人数分買ってこない。数が足りないので配る方は困ってしまうし、気を使ってしまう」(女性/東京都/42歳/マスコミ・広告/営業職)
・「会社で物を買うときに後から返ってくるのに、絶対自分で払わない人」(男性/岐阜県/32歳/ソフトウェア/技術職)
・「食事に誘ってもおごりでなければ来てくれない人」(女性/奈良県/32歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)

■もらってばかりの人
・「タバコや飲み物は他人にたかるけれど、自分のものは絶対に分けない」(男性/千葉県/50歳以上/その他/その他)
・「もらいタバコばかりしている等」(女性/東京都/24歳/その他/事務系専門職)
・「ささいな料金を割り勘。または近所で飲んでいるとやってきて人の酒を飲んでいく」(男性/岐阜県/47歳/電力・ガス・石油/技術職)
・「家に遊びに来るときに他の人に便乗して手ぶらで来る」(女性/東京都/39歳/運輸・倉庫/技術職)
・「他の人の持参菓子を食べて自分は何も持って来ない」(女性/岩手県/47歳/医療・福祉/専門職)
・「会社でお土産や差し入れなどを一切持ってこない人」(女性/山口県/24歳/食品・飲料/専門職)

■食事関連
・「食事では必ず安いメニューを選ぶ」(男性/東京都/28歳/金融・証券/専門職)
・「1本のタバコを数回に分けて吸っている」(男性/滋賀県/36歳/運輸・倉庫/技術職)
・「食事をしても1番安いものをマズそうに食べる。ご祝儀をけちる」(女性/埼玉県/35歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「食堂へ行ったときは必ず割り箸を5~6本持ち帰る」(男性/山形県/50歳以上/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「出かけたときに昼飯を食べずに家に帰って食べるという」(男性/新潟県/44歳/その他/その他)

■自宅でのドケチ
・「外車を3台も所有している近所の人がいるが、車庫が1台分しかないのに近所の月極駐車場を借りず家の前に路駐している」(男性/千葉県/26歳/その他/その他)
・「家に遊びに行ったときに、電気代が高いからと暖房をつけてくれず、凍える思いをした」(女性/東京都/32歳/建設・土木/事務系専門職)
・「節約のため、トイレの水を毎回流さない」(男性/愛知県/37歳/情報・IT/クリエイティブ職)
・「外に出かけずに、お金を使わないという方法をとっている」(女性/岐阜県/22歳/金融・証券/専門職)
・「小皿に残ったしょうゆを捨てない」(女性/東京都/48歳/学校・教育関連/クリエイティブ職)

■その他
・「服をなかなか買わない。肩や首周りがボロボロにほつれているが、まだ着られると言ってる」(女性/滋賀県/28歳/医薬品・化粧品/技術職)
・「自分の中で『最低限』と思うことにも、お金をとにかく使わないようにし、自分以外には全くお金をかけたがらない人がいる。総合的に損してると思います」(女性/東京都/29歳/その他/その他)

総評

アンケートの結果、「身の回りにケチだと思う人がいる」という人は22.0%で、4.5人に1人が「この人ケチだなあ……」と思う人に遭遇していることが分かった。

回答の中で一番多かったのは「おごり」「割り勘」に関する回答。「おごってもらって当たり前」「多めに払うのが当然」という考え方は良くないが、1円単位まで追求されるとちょっとうんざりしてしまうかもしれない。特に会社の上司など、自分より給料や良いと思われる人がおごってくれないと「ケチだ」と感じるようだ。

また、「人から貰ってばかりでくれない」という人もケチだと思われがち。もらったらお返しをする「お互い様」の精神が必要かも。また、以前にマイナビニュースで紹介した「人に言えない恥ずかしい節約」でもあげられた「家にいる時はトイレを毎回流さない」「外出しない」など他人に迷惑がかからない節約はいいが、「駐車場を借りずに路駐」などはNG。「ドケチとはいえ、やり過ぎでは……?」と思ったら、それとなく指摘しておこう。

金銭感覚は人によって違うので、ある人からは「ケチだ」と思われていても、別の人からは「倹約家」だと思われていることもあるだろう。ただし、お金に固執し過ぎると、人間関係が悪化したりと長い目で見ると損していることもある。今回集まった回答をみると、人に迷惑をかけず、やり過ぎない程々の節約がちょうどいいのかもしれない。

調査時期: 2015年10月9日~10月13日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性124名 女性176名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート