IICパートナーズは10日、「老後の生活資金・年金」に関する意識調査の結果を発表した。調査期間は10月、対象は20代~50代の男女550名。

老後資金に不安がある人が多数

「老後の生活資金に関して不安があるか」という問いに対し、88.7%が「ある」と回答。「不安はない」はわずか6.0%だった。

老後の生活資金に関して、今感じていることは?

年代別にみると、20代では「特に不安はない」という回答は12.3%で全体平均の倍以上の割合を記録した。30代・40代の「不安がある」と「不安がない・その他」の割合はほぼ同等で9:1。50代は他の世代に比べて「多少は不安」という回答が多く、「非常に不安」という回答が少なかった。

「公的年金以外の老後の生活資金・収入源」については、90.5%が「何らかの方法を考えている」と回答。「考えているものはない」という人は9.5%だった。

具体的には1位「給料(働くこと)」が62.2%で最多。ついで「貯蓄」(46.4%)、「退職金・企業年金」(28.2%)、「養老保険・個人年金」(23.3%)、「資産運用」(20.9%)となった。

「公的年金以外の老後の生活資金・収入源」

「老後の生活資金や収入源として退職金・企業年金は重要だと思うか」という問いには、70.4%が「重要」と回答、「重要ではない」は3.6%だった。

「老後の生活資金や収入源として退職金・企業年金は重要だと思うか」

世代別では、50代において「非常に重要」という回答が半数超、20代では「まあまあ重要」が他の世代を1割程度上回り、「非常に重要」と合わせて重要と考えている割合はもっとも高かった。