エルシーアイは10日、ロータス「エヴォーラ 400」を全国正規販売代理店にて発売した。同日に都内でプレス発表会も実施された。

ロータス「エヴォーラ 400」プレス発表会が都内で行われた

「エヴォーラ 400」は高度なハンドリングとパフォーマンスを持ち合わせたロータス最新の高性能スポーツカー。ミッドシップにインタークーラー付3.5リッターV6スーパーチャージャーエンジンを搭載し、最高出力406PS、最大トルク410Nmを発揮。最高速度300km/h、0-100km/h加速は4.2秒とされた。デザインやディテールにもこだわり、全長4,385mmで従来モデルより27mm長くなる一方、車両重量は1,395kgで22kg軽量化された。

プレス発表会のため来日した英国ロータスカーズのサイモン・ウッド氏(写真左)

エクステリアは高性能スポーツカーにふさわしい魅力的なビジュアルとし、レースを意識したフロントエンドも特徴。車高が低くワイドで、路面に貼り付いたような印象を与えるアグレッシブな風貌となった。インテリアも一新され、軽量化と高品質に配慮しつつ、エレガントかつ機能的なデザインに。キャビンの乗降性も向上したという。

プレス発表会では、英国ロータスカーズのヘッド・オブ・テクニカル、サイモン・ウッド氏が商品概要を説明。「日本はロータスにとって重要な市場。4,000台を超える売上げをすでに達成しています」と述べた上で、「『エヴォーラ 400』は敏捷性が向上し、より軽く、より速いクルマ。装備の2/3以上が一新され、すべて(ロータス本社のある)ヘセルにて手作業で製造されています。サーキット仕様のパフォーマンスとなっており、ヘセルのテストコースで従来モデルより6秒速いラップタイムを達成しました」と紹介した。

エルシーアイ(日本におけるロータス正規輸入総代理店)代表取締役社長、高橋一穂氏も挨拶し、「『エヴォーラ 400』は性能・価格ともにポルシェ『911』がライバルになると思います。来年3月までに約60台を入荷予定で、ロータスならではの希少価値や操縦性の高さを楽しんでほしい」とコメント。同社は今後、「エヴォーラ」の販売を伸ばす方向で販売活動を行う予定で、「エヴォーラ 400」を60台売ることで、日本でのロータスの販売シェアの20%以上を「エヴォーラ」が占めるとのことだった。

ロータス「エヴォーラ 400」の価格は、MT車が1,355万4,000円、AT車が1,406万1,600円(ともに税込)となっている。