アイデムの人と仕事研究所は、2016年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の男女を対象に就職活動に関する調査を実施した。調査は10月1日~5日にかけて行い、651名から有効回答を得た。

10月1日時点で学生の82.6%が内定獲得

内定獲得状況を集計したところ、全体の82.6%という結果になった(10月1日時点)。内定を保有している学生一人当たりの内定獲得社数は平均で2.3社で、昨年10月1日調査の平均2.0社を上回った。

内定獲得状況

就職活動において、現在行なっている主な活動を聞いたところ、「内定獲得/就活終了段階」と回答した学生が71.4%と最も多かった。前回の調査(2015年9月1日状況) に比べて就職活動を終了した学生が12.3ポイント増加している。

また、前年同時期の調査(「2015年3月卒業予定者の就職活動に関する調査2014年10月1日状況」)と比較すると、前年同時期は「内定獲得/就活終了段階」の学生が70.8%、「内定獲得/就活継続段階」の学生が4.8%で、合わせて75.6%が内定を獲得していた。

一方、今回の調査では、内定を獲得した学生は8割で、「内定獲得/ 就活終了段階」の学生の割合はあまり変わらないが「内定獲得/就活継続段階」の学生が6.1ポイント増えている。昨年はスケジュール(4月~9月末)が6カ月間であったが、今年は学生の企業選択にかかる期間が短く、納得いくまで活動を続ける学生が多くなっていることがうかがえる。

現在の就職活動のステータス(主な活動)

2015年卒学生と2016年卒学生の内定獲得率を時系列で見ると、2016年卒学生の内定獲得率は、9月1日時点で2015年卒学生の10月1日時点(76.3%)とほぼ同率となり、10月1日時点では6.3ポイント上回ったことがわかった。

「選考解禁1カ月後」の状況と比較すると、2015年卒学生では内定獲得率は47.0%に留まり(2015年4月末状況)、10月1日の内定解禁にかけて緩やかに上昇している。一方、2016年卒学生は、選考解禁後から内定獲得までの期間も非常に短く、進展は急速であった。

内定獲得状況の推移

男性の方が大企業を志向する割合が高い

就職活動を行なうにあたり、大企業と中小企業のどちらを志望する気持ちが強いかを聞くと、52.0%が「大企業」「どちらかと言えば大企業」と回答した。「中小企業」「どちらかと言えば中小企業」と回答した学生は合わせて26.9%、「企業の規模は全く意識していない」学生は21.0%となっている。

前回の調査(9月1日状況)と比較すると、企業規模を全く意識していない学生が減少し、大企業を志向する学生が増加している。男女別で見ると、大企業志向学生の割合は男性58.3%、女性46.6%と、男性のほうが大企業を志向している学生の割合が高いこともわかった。

企業規模に対する志向