メルセデス・ベンツ日本は、11月8日まで東京ビッグサイトで開催される「第44回東京モーターショー2015」にて、コンセプトカー「Vision Tokyo」「F 015 Luxury in Motion」を公開している。これら2台の動画も公開された。

東京モーターショーで世界初公開されたメルセデス・ベンツ「Vision Tokyo」

世界初公開となった「Vision Tokyo」は、今回の東京モーターショーのために、東京への賛辞として制作されたという。未来的な外観はもちろん、最新の空間が堪能できるクルマとして、おもにインテリアにおいて数多くの提案がなされている。

ドアは左サイドにある巨大な1枚だけで、このドアは上方向に開く。室内はリビングのように平らな床と壁沿いのラウンドしたシートで構成され、運転席はごく簡易な折りたたみのシートしかない。室内中央では、3D映像を投影することもできる。外観にも多くのアイデアが散りばめられており、ナンバープレートはQRコードで表示。リアウインドウはオーディオのスペクトラムアナライザーも兼ねるという。

「Vision Tokyo」

「F 015 Luxury in Motion」

公開された映像では、いまや世界で最もクールな街とされる東京の情景と、その中を疾走する「Vision Tokyo」の姿を音楽に乗せて表現している。「Vision Tokyo」は自動運転にも対応。メルセデス・ベンツブランドが推進している若返り化を象徴する「都市型トランスフォーマー」となっている。「Vision Ener-G-Force」「AMG Vison Gran Turismo」「Vision G-Code」といった、これまでに発表されたデザインスタディモデルの系譜にも連なるモデルとされている。

「F 015 Luxury in Motion」も日本初公開された。自動運転のリサーチカーとしての役目を担い、実際に自動運転での走行が可能だという。このほど公開された映像では、単に走行するだけでなく、歩行者のために横断歩道を路面に照射するなど、メルセデス・ベンツの考える自動運転の理想像が紹介されている。