リスクモンスターは10月30日、第5回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」調査の結果を発表した。

第5回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」ベスト100

調査は9月19日~20日、全国の20~59歳の男女を対象にインターネット調査で実施され、800の有効回答を得た。調査対象企業は年間売上2,500億円以上、従業員数5,000人以上の企業200社を抽出。

トヨタ自動車が3年連続1位

第5回の「この企業に勤める人と結婚したいランキング」の1位は、「トヨタ自動車」となった。次いで「全日本空輸(ANA)」が2位、「日本航空(JAL)」が3位となり、以下、4位「アップル(Apple)」、5位「東日本旅客鉄道(JR東日本)」、同率6位「サントリー」「電通」「三菱東京UFJ銀行」、同率9位「タニタ」「パナソニック」となった。

トップ20にランクインした企業の業種では、製造業が7社(トヨタ自動車、アップル(Apple)、サントリー、タニタ、パナソニック、本田技研工業(ホンダ)、日立製作所)と最も多く、運輸業・鉄道業4社(全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東海旅客鉄道(JR東海))、銀行業2社(三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行)、総合商社2社(伊藤忠商事、三井物産)と続いた。

JALとアップルが大躍進

第5回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」、前回ランキングとの比較

前回の第4回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」の結果との比較では、上位2社に変動はなく、3位「日本航空(JAL)」(前回22位)、4位「アップル(Apple)」(前回18位)が大幅にランクアップしている。

その他トップ20では、13位「NTTドコモ」(前回28位)、18位「東海旅客鉄道(JR東海)」(前回37位)、19位「武田薬品工業」(前回41位)の大幅ランクアップが目立った。

一方、大幅ランクダウンでは、「富士フイルム」(前回7位→今回24位)、「みずほ銀行」(前回11位→今回21位)、「資生堂」(前回15位→今回25位)、「日清食品」(前回18位→今回29位)などが挙げられた。「中でもソニー(前々回11位→前回17位→今回25位)は、2期連続の最終赤字などの業績動向の影響からか、前々回から続落し、今回とうとうトップ20圏外という結果になりました」と同調査。

男女3位に選ばれた企業は?

第5回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」/男性(結婚相手が女性)ランキング上位

第5回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」/女性(結婚相手が男性)ランキング上位

男女別の集計では男性のランキング1位は、前回と同じく「トヨタ自動車」に。次いで「全日本空輸(ANA)」が2位、「日本航空(JAL)」が3位、「NTTドコモ」が4位、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」「三菱東京UFJ銀行」が同率5位となった。

これに対して、女性ランキング1位は「トヨタ自動車」、2位の「全日本空輸(ANA)」と共に、前回と同じ結果に。次いで、「アップル(Apple)」が3位となり、以下、4位「電通」、5位「サントリー」と続いた。

全体でのランキングトップの「トヨタ自動車」、2位の「全日本空輸(ANA)」は、男女別においても、1位2位を占めており、高い人気を有している。

しかし3位については男女で異なる傾向に。男性が2位の「全日本空輸(ANA)」に続き、同業の「日本航空(JAL)」がランクインし、女性の花形職に対する男性からの好感度の高さが表れた結果となった。

「一方で、女性は『東日本旅客鉄道(JR東日本)』や『電通』『サントリー』などの歴史ある安定企業が上位にランキングされる中、それらを抑えて、先進的なイメージの『アップル(Apple)』が3位となったことは特筆です」と同調査ではコメントしている。

現実的なイメージは女性の方が高い

第5回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」/重複するイメージ

結婚相手が勤める企業に対して重視するイメージは、「安定している」「給料がよい」「福利厚生が充実」「社員を大切にする」「将来性がある」「土日が休み」などが上位となった。

「安定している」「給料がよい」「福利厚生が充実」は前回に引き続き上位として挙がっており、「国内転勤が少ない」「海外転勤が少ない」「世界的に活動している」といった地域的な勤務環境に関するイメージは、前回同様に重視されない結果に。

男女別を比較してみると、「安定している」「給料がよい」「福利厚生が充実」「退職金や年金がよい」といった生活に直結する項目は、男性よりも女性の方が大きい数値となった。調査では「生活に対する現実的な女性の『考え』が表れています」とコメントしている。

一方、「子育て支援が充実」「残業が少ない」などの子育てに関する項目は、男性に比べ女性は低い数値になっており、「子育てについて男性を当てにしていない女性の『あきらめ』が表れた結果となりました」と同調査。