オウチーノ総研はこのほど、「『秘密』に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は10月16日~19日、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の20歳~59歳男女863名を対象にインターネットで行われた。

男女43.7%に"秘密"アリ

「両親、恋人や配偶者、友人、職場の人に秘密にしていることはありますか?」

はじめに、「両親、恋人や配偶者、友人、職場の人に秘密にしていることはありますか?」と質問したところ、「両親(36.7%)」や「恋人や配偶者(37.4%)」、「友人(34.9%)」「職場の人(35.7%)」など、誰かしらに秘密にしていることがある人は、全体の43.7%だった。

「秘密がある」と回答した人に、秘密の内容について尋ねたところ、『両親』には「異性関係(14.9%)」や「お金の使途(11.3%)」を秘密にしている人が多く、『恋人や配偶者』の場合では、「ヘソクリ、貯金(14.3%)」や「異性関係(12.6%)」、「自分の過去(12.6%)」が目立ち、誰が相手であっても、異性関係や金銭面については正直に話せないことがうかがえる結果に。また、『友人』や『職場の人』の場合では、いずれも「自分の過去」や「異性関係」が上位に並び、自分の過去を秘密にしている人も意外といることがわかった。

この結果を、未既婚者別に見てみたところ、「恋人や配偶者」に対して秘密があるという未婚者が26.4%だったのに対し、既婚者は41.5%と、既婚者の方が多い結果となった。

秘密がばれないように「口外しない・証拠隠滅」

「秘密がばれてしまわないように工夫していること」

次に、「秘密がある」と回答した人を対象に、秘密がばれてしまわないように工夫していることを教えてもらったところ、「誰にも口外しない(27.9%)」「証拠を消す、隠す(12.7%)」「怪しまれても白を切る(7.2%)」が上位となった。また、半数超が「特に何もしない(54.9%)」と回答。男女別(男性49.2%、女性60.3%)では男性の方が、未既婚者別(未婚者60.5%、既婚者50.2%)では既婚者の方が、秘密がばれないように対策を打っている人が多いことが明らかとなった。

「秘密がばれたことはありますか? また、人間関係に支障をきたしたことはありますか?」という質問に対しては、22.6%が「ばれたことがある」と回答。そのうち、「人間関係に支障をきたしたことがある」という人は24.7%と4人に1人。具体的には「秘密をばらされて、ばらした人と二度と口を利かなくなった」(42歳/女性)や「友人関係がすべて崩壊した」(30歳/女性)といった経験談が挙がった。

秘密はあって当然!?

「秘密があることについてどう思いますか?」

最後に、「秘密があることについて、どう思いますか?」と質問。その結果、「仕方がないことだと思う(30.5%)」「当たり前のことだと思う(23.3%)」「良いことだと思う(6.4%)」と回答した人は6割にのぼり、「後ろめたく思う(5.8%)」もしくは「してはいけないことだと思う(1.4%)」と回答した人はわずか7.2%。「秘密があること」についてマイナスに思っている人は少数であることがわかった。