日産自動車は26日、同社の中国の合弁会社である東風日産乗用車公司(東風日産)が、中国で中型セダン「ラニア(LANNIA)」を発売したと発表した。同車は、日産のグローバルチームと中国のローカルチームの協業によって、中国の若者のために創られたモデル。

「ラニア」

ラニアは、北京におけるデザイン拠点「日産デザインチャイナ」の若手デザイナーたちによってオリジナルデザインが生み出され、そのほかの多くのプロセスにおいても、中国人が舵取り役となって開発が進められた。また、中国人の嗜好に合わせたモデルであると同時に、「Vモーショングリル」「ブーメラン型ヘッドランプ」「キックアップされたCピラー」「フローティングルーフ」など、日産のグローバルデザインの特徴も多数採用している。

インテリアは、ダイナミックな外観に合わせて、モダンでドライバー中心のコックピット、グライディングウィング・コンセプトに基づいてデザインされたインストルメントパネル、シートやトリム部分に使用した高品質でスポーティな素材などによってモダンに仕上がっており、若者世代の個性的でファッショナブルなセンスに訴えている。

コネクティビティ関連のシステムは、日産ディスプレイ・オーディオや最新のオーディオシステム、後部座席にも取り付けられたUSBインターフェースなどの様々なインフォテインメント系システムで、どんな時もテクノロジーを通じて情報や友人・家族など、何かと・誰かと繋がっていたい若者たちのニーズに応えるものとなってる。

パワートレインは、エクストロニックCVTと最新の1.6リッターエンジンを搭載しており、高出力と低燃費を両立。また、高性能サスペンションや最新の電動パワーステアリング、VDCなどを含めた様々な同社の最新テクノロジーが搭載されており、正確できびきびとしたハンドリングが可能となっている。ラニアの価格は、10万5,900人民元から。