Squareは20日、 事業者がハウスプリペイドカード(カード発行店舗専用のプラスチック製プリペイド式カード)の発行、管理、清算を行えるサービス「Squareギフトカード」の本格提供を開始した。同社広報は「個人(事業主)や中小企業の商売のサポートツールとして提供していく」と話している。

手続き簡単、初期費用など固定費は不要

同サービスは、米国では2014年11月から提供開始。日本でも2015年3月に首都圏のコーヒー専門店12店舗が、7月にはブルーボトルコーヒーが先行導入している。事業者は、発行加盟店にて「Squareギフトカード」を購入者が繰り返しチャージして使用するプリペイドカードとして使えるほか、ギフトカード、周年記念カード、広告や販促のプロモーションツールとしても活用できる。

「Squareギフトカード」使用例

無料のPOSレジアプリ「Squareレジ」とのセット利用となり、プリペイド専用のシステムを開発運用する必要がない。そのため、初期費用や月額利用料などの固定費が不要で、必要な枚数のカード代金(1枚120円から300円、最低注文枚数250枚)だけでプリペイドカードを発行できる。

手続きは、テンプレートのデザインで注文する場合には最短5分で注文が完了し、約10営業日で製作、発送される。またオリジナルデザインのカードも、Webサイトにイメージをアップロードするだけで作成できるという。