毛穴ケア専門店「ポアレスラボ」はこのほど、秋に多い毛穴トラブルの悩みや原因と、効果的なケア方法について公開した。

「つまり毛穴」

秋の肌には、夏の強い紫外線や大量の汗、皮脂の分泌による「日焼け」「酸化」「ごわつき」などのダメージが残っているという。さらに、夏は盛んだった皮脂の分泌は気温が下がるとともに低下し、毛穴の詰まりや肌表面の角質肥厚などが現れるため、秋の肌は乾燥やさまざまな毛穴トラブルになりやすいとのこと。

秋に多い毛穴の悩みは5つある。「つまり毛穴」は、多量の皮脂が毛穴の中で角質や雑菌と混じり、白い塊となって毛穴が詰まっている状態のこと。「黒角栓毛穴」は、皮膚表面に顔を出した酸化した角栓が目立つ状態のことを言う。

「黒角栓毛穴」

「メラニン毛穴」は、角栓や紫外線など毛穴にストレスがかかり、発生したメラニンがリング状に黒く沈着した状態のこと。

「メラニン毛穴」

「乾燥毛穴」は、乾燥で肌のキメがしぼむように落ち込み、ファンデーションが毛穴に入って毛穴が目立つ状態を指している。

「乾燥毛穴」

そして、肌の代謝機能が衰えて古い角質が皮脂の出口である毛穴をふさぐのが「おこもり毛穴」。ふさがれた毛穴の表面は皮膚片でささくれたように見え、毛穴から美容成分が肌へ入らないため日中のつっぱり感も気になるという。

「おこもり毛穴」

秋は紫外線の影響で角質層が厚くなり、肌や毛穴周りがかたく、有効成分の浸透が悪い状態となっている。そのため、不要な角質や汚れをしっかり取り除くことが、潤った肌づくりのために有効とのこと。鼻やあごなど特に毛穴の気になる部分は、顔全体を洗う前に、指先や柔らかいブラシ、ゴマージュなどを使用して洗ったあと、泡で洗顔することをすすめている。

入浴中は、美容液で鼻を中心に指先で螺旋を描くようにマッサージするのもおすすめとのこと。毛穴の回りを柔らかくすることで、汚れや詰まりを出しやすくするという。スキンケア時は、鼻の溝など化粧品が塗布しにくい部分は、コットンを4つ折りにし、毛穴に押し込むようにして化粧水を浸透させるのがよいとのこと。

また、肌が乾燥すると、皮脂の分泌バランスが乱れ、肌の表面はベタついているのに内側が乾いた「インナードライ」を引き起こすことがあるという。肌が乾いていると化粧水の浸透も悪くなるため、スキンケアの最初にしっかりと潤いを与えることが大切とのこと。

一方、べたつきが気になる肌も、スキンケアの仕上げには、乳液など油分が入ったもので潤いを保つことも大事だという。手入れが終わった後は、ハンカチやガーゼに包んだ保冷剤で肌を冷やし引き締めるのも有効としている。