スズキは15日、新型「エスクード」を発売した。「ジムニー」「エスクード」で培った本格四輪駆動車やSUVとしての資質を受け継ぎながら、幅広いユーザーの期待と時代のニーズに応えるべく、あらゆる面で進化させた新型コンパクトSUVだ。

スズキ新型「エスクード」

同車は伝統のスズキSUVスタイルを継承したコンパクトでスタイリッシュなエクステリア、力強いSUVを表現したスポーティーで上質なインテリアを追求。パッケージングは取回しが良いボディーサイズに抑えつつ、長時間運転でも疲れにくいゆとりある前席空間、5人乗車時でも荷室容量375リットルの十分な荷室スペースを確保している。

パワートレインは力強い加速性能と燃費性能を両立した1.6リットルDOHC VVTエンジンと、低速域で優れた発進加速性能・登坂性能を実現し、高速域で静粛性・燃費性能を向上させた新開発の6速ATを採用。「電子制御4WDシステム」「4モード走行切替機能」「車両運動協調制御システム」からなる独自の四輪制御システム「ALLGRIP」に新型「エスクード」専用制御を採用し、ロックモード時の悪路走破性を向上させる機能も追加した。

先進技術として、ミリ波レーダー方式による衝突被害軽減システム「レーダーブレーキサポートII(RBSII)」を標準装備。前方衝突警報ブレーキ機能を追加するとともに、自動ブレーキ機能の作動速度域を拡大し、安全機能を充実させた。「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」を標準装備し、4WD車に「ヒルディセントコントロール」も採用。価格は2WD車が212万7,600円、4WD車234万3,600円(ともに税込)となっている。