東京ビッグサイトで9月25~27日、「第55回全日本模型ホビーショー」が開催された。早くも模型化されたマツダ新型「ロードスター」をはじめ、クルマやバイクのプラモデル・ラジコン新製品が多数展示されていた。

マツダ新型「ロードスター」が早くも模型化。全日本模型ホビーショーの会場に展示された

新型「ロードスター」プラモデル・ラジコンが今秋発売へ

今回注目したのは、タミヤによって模型化されたマツダ新型「ロードスター」。1/24スケールのプラモデル「マツダ ロードスター」(今秋発売予定、価格未定)は、3Dプリンターによる試作品が展示されていた。ソフトトップが収納され、サイドウインドウが下げられた開放感あふれるフルオープン状態を再現。特徴的なインテリアもドアの内張りから7インチセンターディスプレイまで、なかなかリアルに再現されている。海外仕様の左ハンドルのダッシュボードも付属するという。

このプラモデルの発売に合わせて、深みのあるレッドで「ロードスター」の塗装に最適なカラースプレーの新色「ピュアーメタリックレッド」も登場予定とのことだった。

タミヤの1/24プラモデル「マツダ ロードスター」

新型「ロードスター」の特徴的な室内もリアルに再現

「ロードスター」に最適なカラースプレーも登場した

タミヤの1/10電動RCカー「マツダ ロードスター(M-05シャーシ)」

あわせて1/10スケールの電動RCカー「マツダ ロードスター(M-05シャーシ)」も展示されていた。こちらも今秋発売予定で、価格は1万1,800円(税別)。

ボディはプラモデルとは異なり、ソフトトップを閉めた状態で再現。シャーシにはなぜかFFのM-05が採用された。タミヤはかつて、初代「ロードスター」のRCカーを実車と同じFRのシャーシで出したこともあったのだが……。これについては、RC未経験の実車ファンでも手軽にRCカーの楽しさを体験できるようにと考慮された結果だそうで、素直な操作性と軽快な走り、さらに組み立てやすさも追求されたM-05シャーシが選ばれたという。

マクラーレン・ホンダF1のプラモや「あぶデカ」のチョロQも

新型「ロードスター」の他にも、会場では気になる新製品が多数発表されていた。エブロはF1で苦戦を強いられているマクラーレン・ホンダ「MP4-30」の1/20プラモデル「McLAREN HONDA MP4-30 2015 Middle Season」(税別4,800円)を展示。第5戦スペインGP以降のカラーリングを採用していた。

エブロの1/20プラモデル「McLAREN HONDA MP4-30 2015 Middle Season」

トミーテックブースに「GT-R」の覆面パトカーが登場

レパードをはじめ、『あぶデカ』登場車種がチョロQに

トミーテックは2016年1月公開予定の映画『さらばあぶない刑事』に"出演"する車種をトミカやチョロQで製品化。先日、日産自動車から映画でタカ&ユージの乗る覆面パトカーが赤い「GT-R Premium edition」であると発表されており、トミーテックブースにもルーフにパトランプを乗せた「GT-R」が登場。来場者の関心を集めていた。

アオシマブースに飾られていたのは、4into1排気システムが印象的な往年の名車「ヨンフォア」こと「ホンダドリームCB400FOUR」の実車。10月に発売予定の1/12スケールプラモデル「Honda CB400FOUR」(税別3,200円)と一緒に並べられていた。アオシマのスケールモデルとして初めて実車の3Dスキャニングを行ったというこだわりの製品で、外からは見えないタンク裏のプレスラインなども再現されたという。封入パーツを見てみると、シリンダーヘッドやポイントカバーも立体感にあふれていた。

アオシマブースに展示された「ホンダドリームCB400FOUR」

アオシマの1/12プラモデル「Honda CB400FOUR」

会場では、コスプレ姿のイベントコンパニオンも

なお、新型「ロードスター」のプラモデルやラジコンをはじめ、今回発表されたタミヤの新製品は10月4日まで、タミヤプラモデルファクトリー新橋店に展示されるとのこと。その後、10月16~20日に静岡県の静岡ホビースクエア、10月24~25日に大阪府のジョーシンスーパーキッズランド本店でも展示される予定(いずれも入場無料)だ。