女優の真野恵里菜が15日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた映画『映画 みんな!エスパーだよ!』(公開中)の大ヒット記念イベントに出席し、舞台あいさつを行った。

女優の真野恵里菜

本作は、漫画家・若杉公徳の同名作品を原作に、2013年4月よりテレビ東京で連続ドラマ化された『みんな!エスパーだよ!』の劇場版。映画では、主人公・鴨川嘉郎(染谷将太)らエスパーたちが能力に目覚めた理由が明らかになるとともに、チームエスパーが迫りくる世界危機に立ち向かう姿が描かれる。

劇中で真野が演じているのは、嘉郎のクラスメイト・浅見紗英。見た目のかわいらしさとは裏腹に、心の中では毒づいている腹黒なキャラクターで、惜しげなくパンチラを披露していることでも話題を呼んでいる。真野は、ステージに立って「今日は初めて1人でする舞台あいさつなので緊張してます!」と一言。しかし、男性客を中心に満席となった客席から「違うよ~」などとファンにツッコミを入れられ、笑いを誘う一幕もあった。

映画化については、「全く予想もしてなかったんです」。一方で、染谷が「もう一度この眼鏡をかける日が来ることを楽しみにしています」と語っていたのを受けて、ワクワクしていたある日、自宅のテレビで映画化のニュースを知った。「『あれ? 私は?』と(そこで初めて知ったので)驚きました(笑)」と製作前の背景を振り返った。

TVシリーズに引き続き浅見を演じた真野は「ドラマの頃は周りが(ドラマ見たよなど)言ってこなかったけど映画になってやっとみんな言ってくれるようになりました!」と喜ぶ。しかし、「小学校の同級生は『なんで真野のパンツを見なきゃいけないんだ』と思ってたみたいです」と周囲から思わぬクレームがあったことを明かしつつ、「ただせっかくやったので見ていただかないと!」と笑顔でアピールした。

染谷とは、「親戚みたいな感覚ですね。会ったら近況報告なんかしてました!」と単なる共演者を超えた間柄になったが、同じくドラマから共にするマキタスポーツについては、「ご近所の人ですね。ちょっと離れてほしいです(笑)」と警戒ムード。「ドラマのときに『これ持ってみな~』『これ触ってみな~』ってTENGAを持ちながら言ってくるんです」とその原因となったセクハラを暴露しつつ、「でも一番みんなをよく見ていて、体調悪かったりすると真っ先に声をかけてくれたのはマキタさんでした。優しい方です」とフォローした。

園監督作に頻繁に出演している真野。「最初は園監督のワークショップに飛び込んで、ビシバシと指導していただきました」と当時を懐かしみ、「そこからよく呼んでいただけてるんですが、『エスパー』の現場が一番楽しそうに撮影してますね(笑)」と作品ごとの"違い"を指摘する。

一方、現場を経た上で「パンチラは下ネタだと思わなくなりました」という自身の変化も実感。「普段撮影場所にいないスタッフの方がパンチラ撮影になると呼ばれてきて、『パンチラ技師』『風師』『風の貴公子』なんて言われてました」「エスパーを見た業界の人からは『童貞殺しなイメージで』と注文されることが増えました(笑)あまり気にしないようにしてるんですけど…」としっかり下ネタトークで観客を盛り上げながら、「この映画とともに成長できたので、続編があればやりたいですね」と次回作への意欲も見せていた。

『映画 みんな!エスパーだよ!』場面写真

(C)若杉公徳/講談社 (C)2015「映画 みんな!エスパーだよ!」製作委員会