人気アニメを実写化するフジテレビ系スペシャルドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(9月21日21:00~23:18)の完成披露試写会が14日、東京・台場のシネマメディアージュで行われ、出演者の高畑裕太が、母親の女優・高畑淳子からの強烈なダメ出しを明かした。
『あの花』の愛称で親しまれ、「超平和バスターズ」と名乗っていた幼なじみ6人の仲良しグループが、高校生になって再び集結して繰り広げられる、喪失と再生の物語を描く同作。「ぽっぽ」こと久川鉄道役を演じる高畑は、母親の淳子と一緒に完成作品を視聴したが、「まぁいろいろ言う!」と、そのときの愚痴を次々にこぼした。
まず、高畑が登場するシーンになると、淳子は「はいカット」と言って一時停止。「今のところはね、もっとセリフを大きくしゃべらないといけないの!」とその都度細かくダメ出しされるため、2時間18分のドラマが「見るのに4時間くらいかかりました」と苦労を吐露した。
また、淳子は「ゆきあつ」こと松雪集役を演じる志尊淳が登場すると、なぜか「もう! カッコイイわね! うちの息子に分けなさいよ!!」と怒り出し、「あなる」こと安城鳴子役の松井愛莉には「なんであの子は『あなる』って呼ばれてるの?」と疑問を述べていたという。これを聞いた司会のフジテレビ・三宅正治アナウンサーは「おそらく今の部分は『めざましテレビ』で使われるんじゃないかと思います」と、高畑のエピソードトークに太鼓判を押した。
ドラマの撮影は、天候などの影響で、当初の期間よりも延長。しかしそれが「超平和バスターズ」のメンバーを演じた出演者たちの結束を高めたようで、この日の舞台あいさつでは、高畑が話しだすと「長い長い」と総ツッコミが入ったり、高畑が前日誕生日を迎えたにもかかわらず、ケーキも花束も用意されていないことをいじられたりと、出演者同士の仲の良さが垣間見れた。
今回の主題歌「secret base~君がくれたもの~」では、歌詞に「10年後の8月 また出会えるのを信じて」というフレーズがあるが、主人公「じんたん」こと宿海仁太役の村上虹郎は「僕は本気でこのメンツと、スタッフ・監督含めて、(10年後ではなく)5年後に集まって何かやりたい。これが僕の願いで、みんなの願いだと思います」と力強くフジテレビに訴えた。