メルセデス・ベンツ日本は27日、「Sクラス」のラインアップに「S 300 h」を追加して発売した。クリーンディーゼルエンジンに高効率の電気モーターを組み合わせ、最新のV8エンジンと同等の圧倒的なトルク、高い静粛性、優れた燃費経済性を実現した。

メルセデス・ベンツ「S 300 h エクスクルーシブ」

同モデルは日本で初めて、クリーンディーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用した。エンジンは最高出力204PS、最大トルク500Nmの2.2リッリットル直列4気筒ターボディーゼル。電気モーターは最高出力27PS、最大トルク250Nmを発生。システムトータルでは最新のV8エンジンと同等のトルクを発生する。

ハイブリッドシステムは電気モーターだけで発進できるタイプで、高い静寂性を発揮。追い越し時など、パワーが必要な場合にはディーゼルエンジンと電気モーターの相乗効果で加速する。中・高速巡航時にアクセルペダルから足を離すと、クラッチを切ってエンジンをドライブトレインから切り離し、燃費を向上させるセーリング機能も搭載した。

燃費に関して、「S 300 h」「S 300 hエクスクルーシブ」はセグメントNo.1というJC08モード20.7km/リットル、「S 300 h ロング」は19.5km/リットルを達成。すべてのモデルでエコカー減税の優遇(重量税、取得税免税)対象となっている。

価格は、「S 300 h」が998万円、「S 300 h エクスクルーシブ」は1,270万円、「S 300 h ロング」は1.340万円となっている(価格はすべて税込)。