昨年から大ブレークしている「お握らず」。握らないおにぎりということでこのネーミングになっている。通常のおにぎり同様様々な具材を使うことができるのだが、断面から具材が見えるので華やかな印象だ。今回は、人気レシピブロガーの筋肉料理人さんに海鮮丼をイメージした豪華おにぎらずをつくっていただいた。

海鮮丼風おにぎらず

材料(2人分)

刺身パック(5点盛り2~3人分) 1パック / いくら醤油漬け 大さじ2~3 / 白ご飯 340g(米1合分) / アボカド 1/2個 / 大葉 6枚 / 全形海苔 3枚

A(酢大さじ2と1/3 / 砂糖 大さじ2 / 塩小さじ 1/2)

つくり方

1.Aを混ぜ合わせてすし酢をつくる。これを熱いご飯にまわしかけ、しゃもじで切るように混ぜて皿に広げる。固く絞った濡れ布巾をかぶせて冷ます。冷めたら6等分しておく。

2.アボカドは縦方向に包丁でぐるりと切れ目を入れ、ひねって半分に切ったら実をスプーンでくり抜き、4~5mmの厚みに切る。

3.まな板にラップを広げ、その上に全形海苔の裏側(ザラザラしてる方)を上にしておく。酢飯の1/6量をスライスチーズ位の大きさになるよう四角く広げる。その時、ご飯と海苔の位置関係は下の写真1のようにすること。

4.アボカドを酢飯の上に広げ、刺身1切れずつ、いくらの醤油漬け小さじ1を並べてのせたら大葉をかぶせる。その上に酢飯の1/6量を広げてのせ、海苔の四隅を折りたたんでとじる。これをあと2つつくり、それぞれラップで包んで10分間休ませる。

5.包丁でラップごと半分に切って皿に盛りつけ、余ったいくらの醤油漬けを散らす。好みでわさび醤油をつけていただく。

写真1。海苔とご飯の位置関係はこのように

刺身とアボカド、大葉を重ねていく

このように海苔でご飯と具材を包んでいき……

ラップで包んで休ませた後はラップごとカット

「お手軽メニューのおにぎらずも、スーパーのパック刺身を使えば豪華に変身します。にぎりすしや巻きずしは握り方が素人には難しいですが、握らないおにぎらずはふわっとした仕上がりにしやすく、簡単においしくつくることができます。きれいに仕上げるコツは、具を同じ方向に向けて並べ、切る時に具材を横からカットするように。こうすることできれいな断面となります。また、包丁は濡れ布巾で湿らせておくのもポイント。一度切ったら包丁を拭き、また湿らせて切ってください」(筋肉料理人さん)。


著者プロフィール

筋肉料理人
1963年6月生まれ。佐賀県在住。自営業のかたわら、居酒屋で料理人としても働く。2009年からは佐賀県三養基郡みやき町保有の元民間保養施設で食文化コーディネーターとしても活躍。趣味は料理、バイク、アウトドア、筋トレ、熱帯魚。 子供は中学生と小学生の2人。日々料理を楽しみ、筋トレ、プチダイエットも継続中。 超人気レシピブログ「魚料理と簡単レシピ」も執筆。