JR北海道・JR東日本は21日、急行「はまなす」(青森~札幌間)と臨時寝台特急「カシオペア」(上野~札幌間)の2015年10月から2016年2月までの運転計画を発表した。来年3月以降の運転計画は「決まり次第お知らせします」としている。

急行「はまなす」は青森~札幌間で運転

上野~札幌間の臨時寝台特急「カシオペア」

青函トンネル経由で本州と北海道を結ぶ夜行列車は、これまで「はまなす」「カシオペア」に加え、寝台特急「北斗星」も運行されていた。「北斗星」は車両の老朽化と、北海道新幹線開業に向けた「総合監査・検査」などの実施による青函トンネルの夜間作業間合いの拡大を理由に、今年3月で定期列車での運行を終了し、臨時列車に。8月21日に上野発札幌行が運転された後、8月22日の札幌発上野行の列車をもって運行終了となる。

急行「はまなす」と臨時寝台特急「カシオペア」も、北海道新幹線開業に向けた検査・試験・訓練運転などの影響で運休や時刻変更が発生しており、10月以降も継続されることに。「運休や時刻の変更で、ご利用のお客様にご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます」とJR北海道・JR東日本。

「はまなす」の上り(札幌発青森行)の運休日は12月31日と1月1日、2月13・20日。下り(青森発札幌行)の運休日は12月31日と1月1日、2月14・21日とされた。いずれも「地上設備最終切替」の「事前確認」を実施するための運休となる。また、上りは10月以降、運休日を除き函館駅3時56分発・青森駅6時19分着となり、通常ダイヤでは乗換え可能だった東北新幹線「はやぶさ4号」(新青森駅6時17分発)には乗り換えられなくなる。

「カシオペア」は10月以降も運転される。下り(上野駅16時20分発・札幌駅11時15分着)はおもに日・火・金曜日に運転日が設定(10月16・18・20日は除く)され、年始のみ1月2・4・6日に運転。上り(札幌駅16時12分発・上野駅9時25分着)はおもに月・水・土曜日に運転日が設定(10月17・19・21日は除く)され、年始は1月3・5・7日に運転される。なお、これらの運転計画は変更される場合があるとのこと。