お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が、フジテレビ系オムニバスドラマ『ほんとにあった怖い話・夏の特別編2015』(8月29日21:00~23:10)で、自身初となるホラー作品に出演することが12日、明らかになった。
同番組は、日本中から届いた心霊現象や不思議な体験をドラマで再現。又吉は、アパートで同じフロアに住む家族の秘密を描く「つきあたりの家族」という作品に出演する。
又吉は『ほんとにあった怖い話』シリーズをよく見ているそうで「この話が決まってうれしかったです」と語る。以前は"死神"とも呼ばれていたが、自身の心霊体験として「金縛りくらいは遭ったこともあるんです」といい、かつては「もともと人間やったタイプの霊に対しては、金縛りに遭ったりすると自分から話しかけるタイプですね」と、独自の対処法を考えていたという。
具体的には、金縛りに遭ったら「こうやって関係ない人を精神的に追い込んだりするのは、暴力と一緒やから考え方を改めた方がいいんじゃないですか?」と説得するというもの。しかし、実際に遭い、からかって話しかけてみると「本当に呼吸できひんぐらいに苦しくなって。『あ、すいませんでした』って謝ったら楽になったこともありましたね」と、独特の体験談を明かした。
小説『火花』で芥川賞を受賞してから初めてのドラマ出演。「台本を読ませてもらって、面白い話だな、と思って、やらせていただいたという感じですね」と興味を示して出演を決めた。今後、ホラー作品を執筆することについては「そう簡単に書けるものではないこともわかってるんですけど、怖いものは割と好きなので、1回書いてみたいですね」と意欲を示している。
今回の放送は、又吉主演「つきあたりの家族」を含め、Kis-My-Ft2・玉森裕太主演「どこまでも憑いてくる」など、6つのエピソードを放送。ナビゲーターはSMAPの稲垣吾郎が務める。