フォード・ジャパン・リミテッドはコンパクトSUV「クーガ」を一部改良し、9月5日から全国のフォード販売会社を通じて販売開始すると発表した。2タイプのエコブーストエンジンを搭載し、パワーと燃費を向上させている。

フォード「クーガ タイタニアム」

フォード「クーガ トレンド」

「クーガ」はこれまで、「タイタニアム」「トレンド」の両モデルに1.6リットルエコブーストエンジンが搭載されていた。今回の改良では、「タイタニアム」に最高出力を60PS向上させた2.0リットルエコブーストエンジン、「トレンド」には最高出力はそのままに、排気量をダウンサイズした1.5リットルエコブーストエンジンが搭載される。

最新エンジンの搭載により、JC08モード燃費は排気量が拡大している「タイタニアム」で5%向上し、「トレンド」では排気量の縮小とともに、フォード車初のアイドリングストップ機能を採用することで、34%もの改善を果たしている。このように、それぞれのモデルごとに特徴をより明確化することで、多様化するSUVの幅広いニーズに対応させた。

ボディカラーも差別化を図り、「タイタニアム」にはホワイトプラチナム、「トレンド」にはクーガとして初となる赤系のルビーレッドをそれぞれ専用色として採用した。価格は「タイタニアム」が419万円、「トレンド」が359万円(ともに税込)。