アウディ ジャパンは30日、新型「A6」「A6 アバント」「A6 オールロード クワトロ」「S6」「S6 アバント」「RS6 アバント」を発表し、全国の正規ディーラーを通じて販売を開始した。エンジンをパワーアップしながら、同時に燃費を最大17%改善している。

アウディ「A6」

「A6」は1968年に前身の「アウディ 100」が発売されて以来、47年にわたって販売を継続しているブランドの最長寿モデルシリーズ。初代「100」から数えて8代目にあたる新型「A6」は、エクステリアを中心にデザインをリフレッシュした。マトリクスLEDヘッドライトや予防安全のためのアシスタンスシステムなど、アウディが独自開発した最新テクノロジーを惜しみなく投入している。

エンジンは刷新もしくは改良され、「RS 6 アバント」を除くすべてのモデルでパワーを向上させながら、同時に燃費を改善させた。パワーは最大48PSも向上し、燃費は最大17%改善されている。

エンジンと並んで技術的ハイライトとなるのがマトリクスLEDヘッドライト。カメラによって前方を走る車両や対向車を検知し、自動的にハイビームを部分的にマスキングするシステムだ。高速道路などをハイビームのまま走り続けられるため、夜間ドライブでの視認性が大幅に向上する。予防安全についても、「アウディ プレセンス」(追突などを防止するためのシステム)に加え、車線維持を助ける「アウディ サイドアシスト」、車線変更時の危険を減らす「アウディ アクティブレーンアシスト」などを導入している。

戦略モデルとして「A6 2.0 TFSI クワトロ」「A6 1.8 TFSI」も新たに設定した。それぞれ最高出力252PS、190PSと十分にパワフルでありながら、低価格で燃費性能にも優れる。各モデルの価格は、「A6 2.0 TFSI クワトロ」が680万円、「A6 1.8 TFSI」が628万円、「A6 3.0 TFSI クワトロ」が888万円、「RS 6 アバント」が1,729万円(いずれも税込)など。