女優の桐谷美玲が、今年の秋から配信されるフジテレビと、動画配信ネットワーク・Netflixによるオリジナルドラマ第1弾『アンダーウェア』(全13話)に主演することが14日、分かった。
同ドラマは、銀座の高級下着メーカーに就職した主人公が、成功をつかんでいく姿を描く作品。桐谷演じる繭子は、長野県で大学時代に繊維の研究をしていた"繊維オタク"で、ひょんなことからオーダーメイドの高級下着メーカー・emotionで働くことになる。そこで、これまで自分が接したことがない価値観に戸惑い悩みながらも、周りに助けられ、ジャパニーズドリームを実現していく物語だ。
桐谷は、ストーリーについて「女性にとって身近な存在であるランジェリーの世界を繊細に美しく、オシャレに、描いていて、台本を読めば読むほどワクワクしました」と楽しみの様子。その上で「戸惑いつつも周りに支えられながら、少しずつ成長していく繭子を、等身大でまっすぐ演じていけたらと思います」と抱負を語っている。
Netflixでの配信は、今年の秋にサービスを開始する日本ではもちろん、世界各国での配信も決定(英題:Atelier)。関口大輔プロデューサーは、日本文化を知らない海外の人たちに、日本の素晴らしさや美しさを伝えたいという思いを持っており、「この思いを演技で体現できるのは桐谷美玲さんしかいない」と考えてオファー。「現代の日本人女性の"凛(りん)とした美しさ"と"人としての成長の苦しみ"を、演じていただきたいです」と期待を寄せている。
桐谷も「日本第1弾のNetflixのドラマ、そして世界でも配信されるということでプレッシャーもありますが、日本のドラマの面白さをたくさんの方に伝えられればと、スタッフ・キャスト一丸となって撮影しています!」と気合十分だ。
Netflixは、世界50カ国で会員数約6,200万人を抱える、世界最大のインターネット動画配信サービス。これまで海外では、マーベル・コミック原作のヒーロードラマ『デアデビル』や、ウォシャウスキー姉弟監督によるSFドラマ『センス8』など、オリジナルドラマを制作・配信しており、2013年に制作した『ハウス・オブ・カード』は、ネット配信で初公開されたドラマとして初めて「プライムタイム・エミー賞」を受賞している。
このように、クオリティの高いコンテンツ制作に携わってきた実績を持ち、今回日本でサービスを開始するにあたって、フジテレビと今作を制作することになった。関口プロデューサーは「日本ドラマの良いエッセンスを抽出し、世界の視聴者に受け入れられるドラマを目指しています」と、意気込みを語っている。
Netflixでは、今年秋の日本でのサービス開始と同時に配信開始予定。その後、地上波フジテレビでも、連続ドラマとして放送される。