リクルートマーケティングパートナーズは1日、卒業時満足度調査の結果を発表した。対象は、クロスマーケティングのモニター会員のうち、今年3月卒業予定の大学4年・6年生(18~25歳)の男女1,703名。期間は2月27日~3月26日。

大学生活での成長実感、「理系女子」が1位に

「在籍した学校に入学してから、どの程度成長したという実感があるか」を質問。結果、「成長したと思う」は75.5%、「とても成長した」は21.7%となった。男女別にみると、自分が「成長したと思う」女子は81.4%だったのに対し、男子は71.1%と10ポイント以上の差が見られた。

「成長実感」(全体・単一回答)

男女・文理別にみると、「成長したと思う」のスコアの1位は「理系女子」(84.8%)だった。次いで、2位「文系女子」(81.0%)、3位「理系男子」(74.0%)、4位「文系男子」(68.9%)という結果となった。ただし「成長したと思う」のうち、「とても成長したと思う」のスコアの最多は、「文系男子」だった。

さらに、入学時の志望順位別にみると、「成長したと思う」は第1志望(78.6%)の方が第2志望以下と比べて7.6ポイント上回った。

成長したきっかけ、「卒業論文」がトップ

成長のきっかけを聞いたところ、1位は「卒業論文・制作を仕上げたこと」(50.5%)だった。続いて 2位「アルバイトでの人間関係・責任の重さ」(45.3%)、3位「難しい授業を理解しようと努力したこと」(45.0%)となった。

男女別でみると、男子は「卒業論文・制作を仕上げたこと」(48.1%)、女子は「アルバイトでの人間関係・責任の重さ」(54.1%)が最多となった。また、男女・文理別の最多スコアは、「文系女子」が「アルバイトでの人間関係・責任の重さ」(55.9%)だが、その他は全て、「卒業論文・制作を仕上げたこと」が最多に。「文系男子」が43.7%、「理系男子」が54.3%、「理系女子」が61.4%となった。