リクルーティング スタジオは6月25日、月間400万アクセスあるスマートフォンアプリ「名字由来net」およびWEBサイト「名字由来net(Web)」から「全国・都道府県別名字ランキングベスト4000」を発表した。なお同ランキングでは、同アプリとサイトのデータベースから、電話帳データをもとに実世帯が確認できるもののみを集計。人数が多い名字を上位としてランキングを作成した。

「全国・都道府県別名字ランキングベスト4000」1位~30位

「全国・都道府県別名字ランキングベスト4000」3,971位~4,000位

日本で最も人数の多い名字は「佐藤」で、次いで「鈴木」「高橋」となった。1位の「佐藤」から10位の「加藤」までの全国人数を合計すると約1317万6,000人となり、日本の総人口1億2701万6,000人(2015年1月1日総務省統計局調べ)の約10%に相当するという。

同じ読み方で複数ランクインしている名字としては、3,974位の「簑輪」(「箕輪」は1539位)や、3,980位の「有元」(「有本」は1,459位)、3,982位の「大元」(「大本」は1,383位)、3,988位の「児嶋」(「小島」は84位)、3,992位の「松長」(「松永」は203位)、4,000位の「仲尾」(「中尾」は222位)などがあった。

3,979位の「高根沢」は、現在の栃木県である下野国芳賀郡高根沢村がルーツであるとされており、現在も全国の50%以上にあたる約1,600人が栃木県に住んでいるという。3,995位の「江波戸」姓の人は、全体の77%にあたる約2,400人が千葉県に集中。同姓のルーツは現在の千葉県である上総国夷隅郡江場土にあるとされており、名字のルーツと現在の分布が一致している。

他にも、一部の県に集中してみられる名字として、岐阜県に約1,000人、愛知県に約1,200人が集中する「板津」(3,971位)や、福岡県におよそ1,00人が住む「安松」(3,977位)、広島県におよそ1,000人みられる「大元」(3,982位)、新潟県民が約1,100人を占める「江部(3,989位)」などがある。

なお、全国順位4,000位までの名字の有名人には、モデルの河北 麻友子(かわきた まゆこ)さんや、お笑いコンビ・アンジャッシュの児嶋 一哉(こじま かずや)さん、お笑いトリオ・オテンキの江波戸 邦昌(えばと くにまさ)さんなどがいる。