映画史上最小、体長1.5cmのヒーローが主人公のアベンジャーズシリーズ、映画『アントマン』(9月19日公開)の日本版ポスターが24日、公開された。
主人公は、仕事も家族も失った崖っぷち男スコット・ラング。別れた妻と暮らす娘の良き父親でありたいと願うが、養育費が払えないせいで娘と会うことすら禁じられてしまう。そんなスコットは、謎の男ハンク・ピムにスカウトされ、体長わずか1.5cmになれるスーツを着て最小ヒーロー"アントマン"になることを決意。アリサイズになった男は、人生をやり直すセカンド・チャンスをかけた戦いに挑む。
マーベルではこれまで、アイアンマンやキャプテン・アメリカ、マイティ・ソーなど数々の最強ヒーローを映画化。特に巨大な宇宙船が登場するようなスケールの大きな作品が多かったが、真逆ともいえる最小ヒーロー映画が誕生した。彼の1.5cmになる能力で、どこにでもある机やコップ、わずかなホコリなどが巨大化し、今まで見たことのない映像世界と新しいスケール感を生み出した。
今回映画化にあたり、エグゼクティブ・プロデューサーのブラッド・ウィンダーバウムは「スケール感を出すために常にアントマンの横には大きなものを置き、1コマの中でとにかく小さく見えるようにしたんだ」と明かし、「アイアンマンのようにフレームの中で大きく見せることは今まで行ってきたが、反対にヒーローを小さく見せるのはチャレンジだったよ」と語る。
崖っぷち男・スコットを演じるのは、『40歳の童貞男』や『ウォールフラワー』などコメディ映画を中心に活躍しているポール・ラッド。スコットを導く謎の男ハンク・ピム役はマイケル・ダグラス、ピムの娘ホープ役は『リアル・スティール』『ホビット』シリーズのエヴァンジェリン・リリーが演じている。監督は『イエスマン“YES”は人生のパスワード』のペイトン・リードが務める。