花王はこのほど、既婚男性を対象に行った「家事の意識・実態」に関する調査の結果を発表した。同調査の対象は、1都3県に住む、25歳から34歳の「家庭科共修世代」389名と、40歳から59歳の「家庭科別修世代」412名からなる801名の既婚男性。

共修世代と別修世代の違いは?

家庭科の男女共修は、中学は1993年、高校は1994年にスタート。34歳以下は、中学から必修科目として家庭科を学んだ世代となる。同調査では、家庭科共修世代と別修世代の家事に対する意識の違いなどを調べた。

そうじ(リビング・浴室・トイレ)・洗たく・炊事の家事シェアリング率は、「家庭科共修世代」が「家庭科別修世代」よりも高い結果となった。また、「共修世代」では、妻が専業主婦であっても家事シェア率が進んでいることがわかった。

「家庭科共修世代」と「家庭科別修世代」でみる「家事シェアリング率」

「共修世代」は、「家事をすることは家族の一員として当たり前」という意識が高かった。妻が専業主婦であっても6割は「家事は夫婦どちらかに負担が偏らないように」家事を実施している実態が明らかになった。さらに、約8割は、「家事は『分担』ではなく、『シェア(共有)』するもの」と考えていることがわかった。

「家庭科共修世代」と「家庭科別修世代」でみる「家事に対する意識」

「共修世代」の約8割は「家の事は、配偶者任せにせず、夫婦2人できめている」と回答。半数は、日用品など家事に関する商品を夫婦一緒に買い物に行っており、2人で相談して選ぶスタイルが出現してきていることがわかった。

「家のことは配偶者任せにせず、夫婦2人で決めている」

「日用品の買物について」