お料理に使おうとしたら「砂糖や塩が固まってる!」といったこと、よくありますよね。スプーンで崩してみたり、ガリガリやってみたり……ジタバタしているうちにお料理が焦げたなんてことも。ここでは、固まってしまった砂糖や塩をサラサラの状態に戻す方法を紹介します。

やっぱり、おばあちゃんの知恵は素晴らしい!!

味付けの基本「さ・し・す・せ・そ」。なかでも基本中の基本が砂糖と塩です。毎日使うものだから、きちんと保管して、いつでもサラサラの状態にしておきたいですよね。でも、ちゃんと密閉容器で保管していても、砂糖は固まり、塩はベタベタになって固まります。

固まってしまった砂糖 (左) と塩

固まった塩を元に戻す

塩は、湿気で固まります。湿気を含んでしまったのですから、元に戻すには、湿気を取るだけでOKです。

固まってしまった塩を軽くフライパンで煎 (い) ります。これだけでサラサラの塩に戻ります。また固まってしまわないように、塩の容器に生米を入れておくと、湿気を吸収してくれます。

固まってしまった塩は、フライパンで煎るだけで元に戻ります

固まってしまった砂糖を元に戻す

砂糖が固まってしまうのも湿気が一因ですが、塩とは事情がちょっと違うんです。

砂糖は、湿気が加わった後に乾燥して固まる……という性質があります。なので、固まってしまった砂糖を元に戻す場合は、いったんビニール袋などに入れて、霧吹きで少し水分を与えてから1時間ほど待ちます。または、密閉容器に砂糖と食パンをちぎったものを入れておきます。半日もすれば柔らかくなりますよ (筆者はパンくずが気になるため、砂糖に触れる部分にサランラップを敷きます)。

密閉容器に砂糖と食パンをちぎったものを入れます (筆者はパンくずが気になるのでサランラップを敷いています)

密閉容器に固まった砂糖と食パンをちぎったものを入れておくと半日もすれば砂糖が柔らかくなります

そういえば、昔は塩の容器に生米を入れていたご家庭も多かったのではないでしょうか。砂糖や塩が固まってしまった時は、ちょっと試してみてくださいね。

執筆:きゅう
趣味はドライブと映画鑑賞。女子力が低めなアラフォー。遊びに全力を傾けるも、時間が足りないのが悩み。現在は人間観察にハマっている。

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