昼ドラマ『明日もきっと、おいしいご飯~銀のスプーン~』(東海テレビ・フジテレビ系 毎週月~金曜 13:25~)のPR会見がこのほど、大阪・関西テレビで行われ、主演の俳優・高杉真宙が出席した。

フジテレビ系昼ドラ『明日もきっと、おいしいご飯~銀のスプーン~』で主人公を演じる高杉真宙

人気コミック『銀のスプーン』を実写化した同作品は、高杉にとって連続ドラマ初主演作。高杉は、富田靖子が扮する母親の入院をきっかけに、自分と母親に血縁関係がないことを知る18歳の青年・律を演じている。母親に代わり、やんちゃな弟(前田旺志郎)、幼い妹(田附未衣愛)らに料理を作るなど家族のために奮闘しながらも、人生の岐路に悩む律の姿を通し、家族の温かい絆が描かれる。

「初主演に最初は不安と緊張ばかりが大きかった」と語る高杉。現在は収録も終盤を迎え、「(ドラマの)家族のことが本当に好きになった。(兄弟役の前田らとは)すごく仲がよくて、収録の合間には、そろそろ(スタッフに)怒られるかな? ってぐらいはしゃいでしゃべってます。もっともっと撮影を続けたい」と和気あいあいの現場に手応えを感じているという。だが、連日タイトなスケジュールをこなす昼ドラの収録には「以前から『大変』とは聞いていましたが、現場に入って改めて大変だなって思いました(笑)」と苦労も。「新しい台本がどんどん届くので、時間に余裕がなくなってきてセリフを覚えるのが大変」と話す高杉は、「僕は暗い部屋でずっと歩き回りながらセリフを覚えています。ちょっと不審者みたいですけど(笑)」と自身のユニークな集中術も明かした。

劇中では料理を作るシーンも多く、幼いころから「お母さんの手伝いでホットケーキとかお味噌汁とかチャーハンとかいろんなものを作ってた」と調理には慣れ親しんでいたはずの高杉。しかし、中学2年で実家のある福岡を離れて上京してからはまったく作らなくなり、そのブランクのせいか「久しぶりにチャーハンを作ってみたら、食べられないぐらいおいしくなくて。口に入れたくないほど衝撃的な味でビックリしました」と腕の衰えにショックを受けたようで、「(料理を作る)このドラマ、僕で大丈夫かな?」と不安になったそう。そこで、収録が始まってからは自宅で包丁使いの練習などに励んでいるらしく、「前よりは格段にうまくなっていると思います。絶対にまたチャーハンにリベンジしたい」と料理にも意気込みを見せていた。

高杉は役柄の律と同じ18歳。19歳の誕生日を迎える前日の7月3日には写真集『高杉真宙 Photo Collection METAMORPHOSIS』が発売となり、その中で女装にもチャレンジしている。「女装は普段やる格好じゃなかったので楽しかった。初めてパンストを履いたんですけど…意外とあったかいんですね!」と感想を語った高杉は、「(自分の女装を見て)お母さんに似てたのにはビックリしました」と告白。このことを実家の母親にすぐさま報告したそうだが、「『喜んでいいのかわからないって』と言われました(笑)」と微妙な反応だったことを明かし、笑いを誘っていた。