お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、7日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)に出演し、窃盗被害に遭ったタレント・神田うのに対して"辛口"でフォローした。
神田は、娘のベビーシッターだった女性(60)に自宅のブランド品や貴金属などを持ちだされ、3,000万円相当の窃盗被害に遭った。昨年1月に被害届を提出し、同年11月に女性は逮捕。先月14日、東京地裁で懲役2年4カ月の実刑判決が言い渡された。女性は窃盗の罪は認めているものの、判決を不服として控訴している。イベントやテレビ番組で「娘には本当に申し訳ない」と涙ながらに語った神田だったが、4人のベビーシッターをシフト制で雇っていたことなどがネットで批判の的となった。
このことを受け、松本は「ピュアなんでしょうね、よくいえば」とその人柄を分析し、「被害者なんですけど、この人のプレゼンがうまくない」と指摘。「被害者なのに見ていて全然かわいそうに思えない」と印象を伝え、「せっかく被害者なんだから、もうちょっとうまく説明すればいいのに」「無駄な情報を放り込んできたりするもんだから」とアドバイスし、「かばってるんですよ」と付け加えた。
さらに、「僕もわりとそういうところがあって」と世間から"強キャラ"や"勝ち組キャラ"といった印象を抱かれている点が一致していると言い、「僕に被害があっても、少々のことではみんなかわいそうに思ってくれない」と主張。「だから論点がずれてしまうんです」と被害者なのにバッシングの対象となってしまう原因を推測しながら、「(神田が)泣けば泣くほど、僕は半笑いで見てしまう」とも打ち明けて笑いを誘う。
また、神田がテレビ出演した際に、一連の騒動の心労で白髪が急増したと告白していたことが話題に上がると、松本は「キャラを貫いているんだと思う」と受けとめ、「こういう人は貴重」と称賛。「全然友達になれますもん。人間的には」と何事も正直に話す一面を褒めつつ、「嫁とか彼女やったら最悪」と最後は落としてスタジオの笑いを取っていた。