今回はプロが現場で実際に使っている道具のうち、「お部屋まわり」で使用する物を紹介します。まずはリビングや玄関先など、人の出入りが多い場所の掃除道具です。プロならではのものもありますが、効率性を追求したプロの持ち物は、きっとご自宅のお掃除の参考になるはずです。

必須アイテム1: カウンタークロス

汚れの付いた部分を水拭きします。同じような物が市販されていますが、なければ雑巾で代用することができます。

カウンタークロス

必須アイテム2: サラクリーン

カウンタークロスで拭き掃除をすると、汚れはとれるものの、水滴が残ってしまいます。サラクリーンは吸水性に優れているので、残った水分を拭き上げます。

※ハウスクリーニング用品専門店でも取り扱いがない場合があります。代用品としては、糸くずなどが出にくい布素材が適しています。

サラクリーン

必須アイテム3: 乾き布

サラクリーンで拭いた後に、乾き布で仕上げを行うと、水分が完全にとれるだけでなく、ピカピカに磨き上げることができます。市販されているものでは、ガーゼに近いものであれば代用ができます。

乾き布

必須アイテム4: スクイージー

ホームセンターなどで市販されています。窓や鏡などの水分を除去するのに使用します。早めにスクイージーで水分をとると、ウロコがつきにくくなります。

スクイージー

スクイージーの使用例

必須アイテム5: サッシブラシ

ソファーの隙間や窓枠にたまったホコリ・砂などをとります。画像上部のブラシは室外に触れる部分用、下部が室内用に分かれています。室外・室内を気にせずに使用すると、かえって汚れを広げてしまうこともあります

サッシブラシ

サッシブラシの使用例

必須アイテム6: 毛ばたき

細かいホコリなどを除去するために使用します。

毛ばたき

これらの道具は市販のものよりも丈夫にできていますが、100円ショップで取り扱いのあるもので代用してかまいません。プロの使用する道具を参考にして、1段上のお掃除を行いましょう。

なお、プロは現場に道具を持参する必要性から、お掃除道具一式を場所別にビニールケースなどに入れてひとまとめにします。個人の自宅では、道具を乾燥させるためにも、ご自宅では袋に入れる必要はありませんが、場所別にひとまとめにする方法は参考になると思います。

毛ばたき

一般のご家庭ではケースに入れる必要はありませんが、掃除道具を場所別にまとめる方法は参考になります

教えてくれたのは……

整理収納アドバイザー 有賀照枝さん

株式会社ハートコード 代表取締役・代表。8,000回以上もの家事支援・代行の現場経験を有し、300回以上もの講座やセミナーに登壇。出演中のテレビ通販番組では、視聴者にわかりやすい説明で定評がある。幸運をひきよせるスマイル収納コンサルタント。


執筆:松田識史

株式会社アスラン編集スタジオの編集ライター。専門紙の記者を経て同社に入社。ビジネス分野からライフスタイルまで、幅広いジャンルの書籍や雑誌、Web媒体の企画・構成・執筆などを行っている。

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