――こういう女優になりたいという目標はありますか?
ケイト・ブランシェットは憧れの女優であり目標です。この映画に入る前にも舞台を見に行ったんですが、動物的な魅力と響き渡るような声、そういった舞台での演技と、非常に微妙な映画での演技、両方を使い分けられる彼女のようになりたいと思っています。
――本作では、ケイト・ブランシェットさん演じる継母との共演シーンがとても見応えがありました!
あまりにも継母役を素晴らしく見事に演じていたので、私はただ反応するだけでよかったです。そこにいるだけで彼女が全部仕事をしてくれるというくらい(笑)。そして、本当に深みのある演技だったので、最後に「許す」という言葉が自然に出てきましたね。彼女のいろんな考えや気持ちがよく伝わってきました。
――ケイト・ブランシェットさんから何かアドバイスはありましたか?
言葉でのアドバイスは特になかったんですが、彼女はすごく私をサポートしてくれたり、見ているだけで勉強になりました。
――どういったことが勉強になりましたか?
すごくおもしろい方でユーモアのセンスが抜群なんです。仕事に関しては自分に厳しいんですけど、仕事じゃない時は軽やかで楽しい方で、温かい方なんです。ケネス監督もそうで、聞く耳をもって一生懸命聞いてくれる、そういう姿勢がとても素晴らしいと思いました。
――この映画にはとても夢が詰まっていますが、どのようにこの作品を楽しんでもらいたいですか?
おとぎ話なので、現実というのは必ずしも優しいからといっていいことが起きるわけではないかもしれません。でも、この映画にはすごく魔法がたくさんあって、皮肉がない。希望に満ちていて夢がある。子供には夢を与えたいですし、大人もロマンチックな気持ちになってほしい。映画を見ている1時間半はそういうものを信じたいですし、希望を持ちたい、ハッピーな気持ちになりたい! そんな風に楽しんでもらいたいです。
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