サラウンドはこのほど、紫外線による影響が強いとされる子供(未就学児)を持つ、20~49歳の母親1,000人を対象に実施した「子供の紫外線ケア」の調査結果を明らかにした。調査期間は3月11日~13日。
子供の目を紫外線から守ることが重要であるか尋ねたところ、「まったくそう思う」は22%、「ややそう思う」は54%となり、合わせて76%が「子供の目を紫外線から守る重要性」を認識していることがわかった。
しかし「子供の頃の睡眠不足が成長の遅れをもたらす」「赤ちゃんの脳の発達におけるスキンシップの重要性」の同意率より低く、認識は浸透の途上にあることがうかがえる。
「子供の紫外線ケア」として現在実施している内容について聞くと「外出時にできるだけ帽子をかぶらせる」が57%で最も高かった。以下、「UVカットクリーム等を塗布する」(34%)、「ベビーカーに日よけを装着する」(28%)が続き、「UVカットサングラス等を装着させる」は10%を下回った。
WHO(世界保健機関)は、「白内障による失明者のうち、およそ20%は紫外線によると考えられる」「18歳未満までに大量の紫外線を浴びることが後年の目のダメージ(特に白内障)発症のリスクを高める」など、「紫外線が目の健康に及ぼす影響」を提唱している。
この提唱を知っていたか聞いたところ、「内容まで詳しく知っていた」は約4%で、「そういった話を聞いたことがある程度」まで含めても30%以下だった。肌のケアに比べて目のケア(UVカットサングラス等の装着)の実施率が低い理由のひとつとして、「紫外線が目の健康に及ぼす影響」に関する情報が母親に届いていない可能性が考えられる。